女子高生の写真事情を探る「女子高生ラボ」の調査結果とは
ティーンエンタテインメント事業を展開している株式会社with tが運営する「女子高生ラボ」は、最新の写真事情を調査しました。このラボの参加者は、トレンドに敏感な女子高生たちで構成されています。写真を撮影してSNSにアップすることが日常となっている彼女たちの間で、どのような価値観や意識の変化が見られるのか解明していきます。
気軽さ重視のカメラアプリ
調査によれば、女子高生の38.3%が最も利用しているカメラアプリは「BeReal.」でした。このアプリは、日常の思い出を気軽に記録できることから人気を博しています。アプリ内には、撮影した写真をカレンダーに記録する機能や、友人と写真を共有する機能があり、どのように気軽に写真を楽しむかが重要なポイントになっています。また、ノーマルカメラの利用も根強く、特に自然体を重んじるトレンドが強まっています。
加工のスタイルの変化
さらに、女子高生の64.2%が「ノーマルカメラで撮った写真を加工する」と回答。彼女たちは、初めから加工した写真ではなく、自然に撮影した後で必要な部分だけを加工したいと考えています。この傾向は、「加工詐欺」と呼ばれる概念が浸透しているため、過度な加工に対する否定的な意識が影響していると考えられます 。
盛ることにこだわる意識
質問に対して、「SNSに載せる写真を盛りたい」が97.5%の女子高生が同意しました。見せる写真だけでなく、プライベートの写真でも、「より良い状態」に残すことを重視する姿勢が見受けられます。近年の若者は、写真を単なる記録以上の自己表現の手段として捉えているのかもしれません。
映え意識の変化
興味深いことに、67.5%の回答者は「映え疲れを感じていない」と述べましたが、3人に1人が「映えに疲れ」を感じるとしています。SNSでのプレッシャーが影響しており、理想と現実のギャップに悩む女子高生たちが増えていることを示しています。今後も、新たなアプリやサービスを通じて、よりナチュラルな写真が求められていくことでしょう。
総括
「女子高生ラボ」が実施した今回の調査から、女子高生の写真における意識の変化が浮き彫りになりました。SNS文化の中で、自然体や最小限の加工が求められる傾向が強まっています。今後も、リアルな瞬間を記録し、大切にする文化が広がることでしょう。女子高生たちは自らの自己表現を重んじつつ、コミュニティでのつながりを意識しているようです。この流れにより、新しい写真文化が生まれることが期待されます。
調査概要
- - 調査期間:3月4日~7日
- - 調査機関:女子高生ラボ
- - 対象:全国の高校1年生〜3年生の女子
- - 有効回答数:120件
- - 調査方法:アンケート形式
これからも「女子高生ラボ」では、女子高生のインサイトやトレンドを探り続け、若年層に特化したマーケティング支援を提供していきます。 公式Instagramもぜひご覧ください。