株式会社Arent(本社:東京都港区、代表取締役社長:鴨林 広軌)は、同社が開発したプラント配管設計自動化ソフト「PlantStream」の海外事業を強化するため、アメリカ合衆国及びスペインに現地法人を設立したことを発表しました。これにより、海外市場での顧客ニーズに迅速に応える体制を整備し、業務の拡大を目指します。
設立された2法人は以下の通りです。
- - Arent Solutions Inc.(アメリカ・ヒューストン) 設立日:2025年10月1日
- - Arent Software S.A.(スペイン・マドリード) 設立日:2025年11月19日
この2つの法人は、双方とも株式会社Arentの100%子会社として機能し、PlantStream事業の海外拠点として重要な役割を果たすことになります。
PlantStreamの特徴と利点
「PlantStream」は、千代田化工建設株式会社との共同開発で誕生したプラント配管設計に特化した3D CADソフトウェアです。このソフトは、従来多くの時間がかかっていた配管設計作業を、大幅に効率化する能力を持っています。具体的には、1本あたり約2時間かかっていた作業が、直感的な操作により、1分あたり1,000本レベルでの設計が可能になるなど、圧倒的なスピードを誇っています。
この革新性から、国内外の多くのエンジニアリング企業が「PlantStream」を導入しており、現在までに約16カ国で採用実績があることが報告されています。特にTechnip Energiesなどの海外EPC企業の導入事例が増えており、その注目度がさらに高まっています。
地域拠点の設立背景
現在、グローバルな需要が急増している中、株式会社Arentは以下のような体制強化を目指して現地法人の設立を行いました。
- - 迅速な顧客対応の体制構築:現地法人設立により、顧客からの問い合わせやサポート要求にすばやく応える体制を実現。
- - 導入・技術サポートの現地最適化:各国のニーズに応じた最適なサポートを提供。
- - 販売およびパートナー連携の強化:地域パートナーとの連携をより強化し、市場でのプレゼンスを高めることを目指します。
- - 中長期的海外売上基盤の確立:しっかりとした売上基盤を築くことで、さらなる事業拡大に繋げます。
今後の展開と期待
アメリカとヨーロッパでの営業・サポート拠点を強化することで、PlantStreamのグローバル展開を一層加速させていく計画です。現地法人を中心に、顧客との距離を縮め、現場のニーズに即した提案やサポートに力を入れていく方針です。これにより、国際市場での競争力を高めていくことを目指します。
アメリカとスペインの現地法人を通じて、株式会社Arentはプラント配管設計の世界で新たな未来を切り拓く羽目になるでしょう。今後の展開が期待されるところです。
この件に関するお問い合わせは、株式会社Arentの広報チームまでお願いします。
【広報連絡先】
[email protected]
【公式サイト】
https://arent.co.jp/