「もの忘れ」が増えたと感じたら？栄養素と発芽玄米で脳の健康を保つ方法

近年、食生活の欧米化やストレスの増加により、「もの忘れ」に悩む人が増えています。しかし、適切な栄養素を摂取することで、脳の健康を維持し、記憶力をサポートすることが可能です。

もの忘れの原因：食生活の乱れと栄養不足

「もの忘れ」の原因は、脳の老化、偏った食生活、睡眠不足、ストレス、病気など多岐に渡ります。中でも今回は、食生活の乱れに着目します。

現代人の食生活は、インスタント食品やファストフードの増加により、栄養バランスが偏りがちです。特に、DHAやEPAを豊富に含む青魚、脳のエネルギー源となる炭水化物の摂取量が減っていることが問題視されています。

もの忘れ予防に有効な5つの栄養素

脳の健康維持には、以下の5つの栄養素が重要です。

1. ビタミンE: 血管の健康を保ち、脳への血流を改善します。アーモンドや発芽玄米に多く含まれます。
2. ビタミンB6: 神経伝達物質の合成を促進し、脳細胞間の情報伝達を円滑にします。唐辛子やマグロに多く含まれます。
3. ビタミンB12: 脳からの指令を伝える神経を正常に保ちます。しじみ、海苔などに多く含まれます。
4. DHA: 記憶力維持に不可欠な成分です。青魚に多く含まれますが、肉中心の食生活では不足しがちです。
5. GABA: ストレスを軽減し、興奮した神経を落ち着かせる働きがあります。トマトや発芽玄米などに含まれます。ストレスは「もの忘れ」を悪化させる要因の一つです。

ストレスとの関連

管理栄養士の柴田先生によると、精神的ストレスや睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こし、「もの忘れ」を招きやすくなります。また、栄養バランスの乱れも脳の機能に悪影響を及ぼします。

さらに、脳のエネルギー源であるブドウ糖の不足も、「もの忘れ」の原因となります。糖質制限ダイエットなどにより炭水化物を過度に制限すると、脳へのエネルギー供給が不足し、記憶力や集中力の低下につながる可能性があります。

発芽玄米：GABAとビタミンEが豊富な救世主

これらの栄養素をバランスよく摂取するためには、発芽玄米がおすすめです。発芽玄米は、玄米を発芽させることで栄養価が向上し、GABAやビタミンEが豊富に含まれています。

特に、ファンケルの「発芽米」は、GABAとビタミンEが白米の約10倍含まれており、「もの忘れ」対策に非常に効果的です。いつもの白米に混ぜて炊くだけで手軽に摂取できます。