株式会社ツクルバが、2025年2月1日より新たに最高収益責任者(CRO)を設立することを発表しました。この新しい役職には不動産業界に精通した野村 駿太郎が就任します。
ツクルバは、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo」を提供し、売主と買主の架け橋として機能しています。CROの設立により、物件の売却や購入をサポートするセールス部門が一元化され、顧客に対する住み替え支援がより強化されます。これにより、組織の効率性を高め、部門間の協力を促進することで、2025年の経営方針に掲げた「持続的なトップライン成長」を実現します。
CRO新設の狙いと背景
ツクルバは、前期に「生産性向上・費用統制」に努め、営業黒字化を達成しました。今期も高い生産性を維持しつつ、得られた利益の再投資を通じて継続的な成長を目指しています。このため、CROの新設が不可欠だと判断されました。
今年7月、ツクルバに入社したばかりの野村は、ボックス事業部の責任者を担当し、売上を157%増加させる成果を上げました。この経験を踏まえ、セールス部門をまとめ上げ、顧客本位の組織を構築する役割を果たすことになります。
最近、ツクルバでは「住み替え」を行う顧客が前年比で1.5倍に増加しており、そのニーズの高まりがCRO設立の背景にあります。一人の顧客が同時に売却と購入のプロセスを進める事例が増えているため、CROが中心となって両部門が密に連携し、シームレスなサポートを実現します。
野村 駿太郎のプロフィル
野村は1985年生まれで、慶応義塾大学商学部を卒業後、不動産ディベロッパーの株式会社コスモスイニシアに入社しました。新築マンション部門での経験を経て、最年少管理職として急成長を支え、2013年度にはグッドデザイン賞も受賞しています。2023年にツクルバに入社した際には既に高い実績を持っており、今後の企業成長に貢献することが期待されています。
目指す企業理念
ツクルバの企業ミッションは「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる」ことです。CROの設置はこの理念を実現するためのステップであり、住まいの選択肢を幅広く提供することで、顧客に自由度の高い選択肢を与えたいと考えています。
新たに設立されたCROは、顧客満足度を高め、経営方針で掲げた成長を加速させるための重要な役割を担うことになります。今後もツクルバの動向に注目が集まるでしょう。