人的資本経営の設計不足が浮き彫りになったDX総合EXPOの取り組み
2026年2月25日から27日にかけて、幕張メッセにて開催された「DX総合EXPO」にて、コグニティ株式会社は人的資本経営に関する調査とブース展示を行った。この取り組みでは、来場した多くの経営者や人事担当者が、人的資本経営の重要性と、その具体的な設計方法についての関心を寄せた。
コグニティは、人的資本経営を「4つのレイヤー」で整理する新しい視点を提供した。このアプローチは、人的資本経営が実践される際に、設計の欠如が問題となりやすいという現状を反映している。ブースに訪れた来場者は、特に「レイヤー2(組織の運用)」と「レイヤー4(価値創出・開示)」が欠けているとの声が多く、人的資本経営がただの概念としては知られていても、実務での適用に苦慮している現状が浮き彫りになった。
また、来訪者からは、人的資本経営という言葉を知っているものの、具体的にそれを設計に落とし込むことができるという点に強い驚きがあった。このことは、多くの企業が「どうすれば良いか分からない」状態にいたる一因となっていることを示唆している。
出展概要と反響
コグニティのブースでは、調査レポートの配布や、来場者の意見をもとにしたアンケートを実施。特に人的資本経営に関する議論を深める場として、さまざまなキーワードを選択できる形式のアンケートを行った。これにより、来場者の関心や自社の課題に対する認識が定量的に把握できた。
調査によると、まず「組織の運用」とその連携、そして「価値創出」としての施策が特に強調される一方で、「戦略整合」の重要性も訴えられた。しかし、戦略に基づく実施が後回しにされる傾向が見受けられることは、企業にとってゼミの重要な気づきだった。
会場の反応と実践の課題
来場者との対話を通じて数多くの意見が集まり、人的資本経営における「設計できない」という声が多く聞かれた。実際、ブースでの会話から、来訪者は人的資本経営の「設計可能性」を理解することに驚きを感じていたようだ。
さらに、配布された調査レポートに対する関心も高く、来場者は「じっくり読んでみる」と返答することが多かった。彼らは、技術の詳細を理解していなくても、4レイヤーの概念と設計の可能性が何よりも魅力的に映った。
コグニティの視点と今後の展開
コグニティは、人的資本経営の実践においては、施策の数を増やすことではなく、課題を抽出し、組織並びに企業戦略へ整合を取ることが重要であると強調している。この取り組みは、企業が直面する検討課題を明確化し、それを基にした施策が価値創出につながる方法論を提供するものである。
本イベントを通じて得られたフィードバックは、確実に今後のサービス向上に役立てられる。コグニティは、データを構造化し、改善につながる指標を提供することで、企業の課題抽出から施策設計、さらにその定着・改善サイクルを支援していく。特に、会場での反響から見ても、今後の人的資本経営の実現に向けた大きな契機となるだろう。
調査レポートと新機能
今回のイベント中に配布された調査レポート「人的資本経営-何から手を付けるべきか?-」は、オンラインでダウンロード可能であり、詳細を知りたい方は公式サイトからアクセスすることができる。
また、コグニティでは「Baseline Review」と呼ばれる新機能を提供開始した。この機能により、企業は現状課題に迅速にアプローチし、改善の方向性を確認できる。その内容は商談や社内会議といったシーンでも適用可能であり、様々な成果につながる可能性を秘めている。
おわりに
コグニティの取り組みは、人的資本経営の可能性を最大化するための第一歩である。企業が抱える課題に直面し、適切な対話を通じて行動につなげることが求められる中、今後も彼らの活動に注目したい。