創業50年の歴史を持つ解体工事会社が新たな一歩を踏み出す
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社が支援したこの度のM&Aは、千葉市に本社を構える解体工事業の『株式会社海成』と、兵庫県神戸市で産業廃棄物処理業を営む『大栄環境株式会社』との間で実現しました。このM&Aにより、双方の企業はそれぞれの課題を解決し、新たなビジネスチャンスが広がります。
1. 株式会社海成のバックグラウンド
1974年に設立された海成は、解体工事を中心に事業を展開し、近年では産業廃棄物の収集運搬も手がけています。創業者の息子である越川正氏が事業を継承した後も、業績は順調に推移していました。しかし、ここ数年、後継者に関する問題が浮上し、次世代への事業の継続と成長の可能性が懸念されていました。
越川氏は従業員を大切にしつつ、異業種との連携を模索していました。その中で、M&Aキャピタルパートナーズのアドバイザーからの提案を受け、複数の候補先を慎重に検討することにします。最終的に、同業の大栄環境に譲渡することが決定しました。その理由として、明確な将来性を感じられ、社風を維持するための丁寧な対応が約束されたからです。
2. 譲渡企業の詳細
- - 名称: 株式会社海成
- - 元代表取締役社長: 越川 正氏
- - 所在地: 千葉県千葉市
- - 事業内容: 建物総合解体工事、産業廃棄物収集運搬
- - M&A検討理由: 後継者問題の解決を図るため
3. 大栄環境株式会社の目的
譲受企業である大栄環境は、産業廃棄物処理やリサイクルを主な業務としています。金子文雄氏が代表を務め、エリアの拡大及びシナジーの創出を目指しており、今回のM&Aを通じて新たな市場へと進出することを計画しています。
- - 名称: 大栄環境株式会社
- - 代表取締役社長: 金子 文雄氏
- - 所在地: 兵庫県神戸市
- - 事業内容: 産業廃棄物処理、リサイクル事業
- - M&A検討理由: エリア拡大とシナジーの創出
4. アドバイザーの役割
本件を担当したのは、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社の企業情報部主任、岡山海斗氏と、同部次長の土井達貴氏です。岡山氏は、上場企業や未上場企業の事業承継をはじめとするコンサルティング業務の経験が豊富で、その技術と専門知識が双方のニーズを的確に捉えたM&A支援に繋がりました。
5. あなたのビジネスも次の一手を!
この成功事例は、企業の持続可能な成長のためにM&Aが有効な手段であることを示しています。後継者問題や成長戦略でお悩みの企業は、ぜひ新たな選択肢としてM&Aの可能性を考えてみてはいかがでしょうか。社風や社員の未来を重視した円滑な移行を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら進めることが重要です。
6. まとめ
M&Aを通じて両社が新たなスタートを切るこの事例は、企業間の連携の重要性と、新しいビジョンを実現するための手段を提供しています。今後の両社の発展に期待が寄せられる中、M&Aキャピタルパートナーズは、引き続き幅広い支援を行っていくことでしょう。