年末の片付けと未使用品
2025-12-26 17:08:08

年末の片付けが教えてくれた未使用品の実態と反省点

年末年始の風物詩ともいえる片付けですが、意外にもこの時期に未使用の物たちが次々と姿を現します。株式会社PRIMEが実施した調査によると、年末の片付けで「一度も使わなかった物が複数あった」と答えた人がなんと62.2%に達し、全体の8割近くが未使用品を抱えていることが明らかになりました。この記事では、未使用品が生まれる背景や、片付けを通じての反省点などを掘り下げていきたいと思います。

年末年始の片付けと未使用品の実態



調査によると、「年末年始の片付けで未使用のまま眠っていた物があった」と答えた人の多くは、特に衣類や家電、キッチン用品に多く見られます。衣類は流行や気分に左右されやすく、安さに惹かれて購入したものが結局クローゼットの奥で埃をかぶることが多いです。特に39%の回答者が未使用品として衣類を挙げており、次いで家電(16.7%)、キッチン用品(14.2%)が続きました。これらは、使われることなく生活空間を圧迫する、いわば“置物”になってしまっています。

購入金額とその理由



興味深いことに、一度も使われなかった物の中で、約4割が5,000円以上の購入品だったことも判明しました。特に、10,000円以上の高額商品を購入したにも関わらず、一度も使用しなかったという事実は、家計に対する影響が大きいです。具体的な購入理由としては、「いつか使うと思った」(20%)、「安ければ何でも良いと思った」(19.3%)などの回答が上がっており、実際に使用するための具体的な想定がなく、後々眠らせてしまうケースが多い印象を受けます。

未使用品の処分とその感情



調査では、未使用のままの物を処分していない理由として「捨てるのがもったいない」と感じる人が33.8%もいました。この心理は物理的な面だけでなく、感情的な要素も強く、まだ使えるものを手放すのが難しいという側面があります。それに加えて、「処分方法が分からない」や「時間がない」といった理由もあるため、未使用品が家に残る現実を考えると、思い切った処分が難しいというのが実情です。

片付けから見えてくる買い物意識の変化



しかし、年末の片付けを通じて「買い物の意識が変わった」と感じる人が約半数いました。「セールやまとめ買いに流されない」と強く意識するようになった回答者も多く、家にある物をダイレクトに実感することで、無駄な買い物を減らそうとする動きが見えます。今後の消費行動にプラスの影響を与える事が期待できるでしょう。

まとめ



今回の調査から、年末の片付けが持っている意味が明らかになりました。片付けは、単に物を捨てるだけではなく、これまでの消費行動を見つめ直し、将来の買い物選択を考える貴重な機会であることがわかります。無駄な物を手放すことは、生活空間を整えるだけでなく、心地よい生活を実現する手助けともなるでしょう。一度も使わなかった物と向き合い、何が本当に必要なのかを見極める力を育てていきたいものです。

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