日本のペットマナー調査結果!犬のウンチ処理の実態に迫る
特定非営利活動法人ジェントルワンとペットゴー株式会社が共同で実施した、犬のウンチ処理に関するアンケート調査の結果が発表されました。この調査は国内最大規模のペットのオンラインドラッグストア『ペットビジョン』を通じて行われ、犬を飼っている910名による有効回答が得られています。
調査の概要
調査は2012年1月23日から29日にかけて行われました。調査の目的は、犬を飼う人々が愛犬のウンチをどのように処理しているのかを把握し、ペットマナーの向上を目指すことです。
主要な調査結果
犬のウンチはどこで処理される?
調査によると、犬がウンチをする主な場面は以下の通りです。
- - お散歩中:55%
- - 公園や道路:55%
- - 部屋の中:28%
この結果からも、犬のウンチ処理が公共の場で特に重要であることが浮き彫りになりました。
ウンチを拾う方法
さて、ウンチを実際に拾う時、飼い主たちは何を使っているのでしょうか?
- - スーパーやコンビニで貰ったレジ袋:43%
- - 市販の犬用ウンチ袋:29%
興味深いことに、アンケートの回答者全員がウンチを何らかの方法で拾っていると答え、拾わない人はゼロでした。この結果は、ペットに対する意識が高まっていることを示しています。
拾った後の処理
ウンチを拾った後の処理方法については、以下の結果が得られました。
- - 自宅のトイレに流す:47%
- - 燃えるゴミとして捨てる:47%
この割合は地域ごとのルールにも左右されるため、適切な処理方法を確認することが飼い主の責任でもあります。各自治体の指導を尊重することが大切です。
ウンチ袋の購入時の重視点
調査によると、ウンチ袋を購入する際に重視されているポイントは以下の通りです。
- - 価格:41%
- - トイレに流せる素材が重要:35%
- - 防臭性能:11%
特に価格に気を使う飼い主が多い一方で、環境への配慮からトイレに流せる素材への需要も高いことがわかります。
消費者の選択
100枚入りのウンチ袋を購入するとした場合の妥当な価格について尋ねたところ、68%が「500円未満」と答えました。このような情報を踏まえて、今後の製品開発の参考になりそうです。
ジェントルワンの活動について
ジェントルワンの代表理事、涌井規州氏は、ペットとその飼い主、そして周囲の人々との共生を目指した活動を行っています。彼らは「PARK CLEAN」活動を通じて、公園の清掃や犬用ウンチ袋の配布を行い、飼い主が愛犬のウンチを持ち帰ることを啓発しています。
涌井氏は、今回の調査結果に対して「拾わない」と答えた人がゼロであることを評価しており、日本の犬の飼い主の意識の高さを示すものと捉えています。ただし、地域の特性に応じた調査も今後必要であると述べています。
まとめ
今回の調査は、ペットマナーの実態を知るうえで非常に価値のあるものでした。日本の飼い主たちは、公共の場での犬のウンチ処理において高い意識を持っていることが分かりました。ただし、地域によっては意識の差があるため、自分たちの地域のルールを再確認することが求められます。今後もペットと共存する社会の実現に向けて、飼い主たちの意識を高め、正しいマナーを広めていくことが重要です。