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新たな合同展示会「CHOIS」の魅力

2023年8月29日から31日まで、渋谷のspace EDGEで開催された合同展示会「CHOIS（チョイス）」は、セレクトショップやバイヤーに向けて新たなブランドの価値を伝える場として注目を集めています。この展示会は、現代の流行やニーズに応えるため、「独自の“ニッチ”なセレクト」と「ショップ店員の“個”」の重要性を大切にし、出展ブランドとバイヤーが直接に交流することを重視しています。

CHOISの背後には、時代の変化を敏感に察知した思いが込められています。デジタル社会の中で人々のつながりが希薄になっている今、アナログな交流を通じて深い関係を築くことが求められています。CHOISはこの思いを基に、参加者が独自の想いや商品の魅力を直接感じ取れる場を提供し、共感を生むことを目指しています。

CHOISのコンセプトと参加ブランド

CHOISは、中小規模の展示会として「商品の真の価値を伝え、共有し、共感を生む」ことをコンセプトに掲げています。今回は37社が参加し、45ブランドが出展。ファッションアイテムのカテゴリーは、服飾雑貨が45%、アパレルが35%、アクセサリーが5%、その他が15%となっており、幅広い商品がラインナップされています。

特に目を引くのが、出展ブランドの独特なこだわりです。たとえば、モデルのマリエがディレクターを務めるサステナビリティを重視したブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS」は、廃材を使用した商品のラインを展開し、3年ぶりのフルコレクションを発表しました。また、基盤の生地へのこだわりを持つレディースカジュアルブランド「D.M.G.」は、岡山県児島で生産され、履きこむほどに風合いが増すアイテムが魅力です。

さらに、東京発の冬のサンダルブランド「SUBU」は、2024年春夏シーズンに新たなシューズラインの発表を控えており、期待が高まっています。レザーを愛し、独自の技術で製品を手がける「TOMMYMADE」、リメイクを専門とする「redad」、フィッシングライフスタイルブランド「Lucky 'n' Lure」など、参加ブランドはいずれもユニークな視点を持ち、独自の世界観を表現しています。

アットホームな雰囲気づくり

会場は渋谷の「倉庫」というロケーションで、ドリンクやフードを提供するキッチンカーも並ぶアットホームな空間が特徴です。この環境の中で、様々な価値観を持つ人々が集まり、自然な形での交流が促進されます。CHOISは、ただの展示会ではなく、「オモシロイ人」と「オモシロイ物」が集う場所を目指しています。

新しい発展に向けて

CHOISは、単に商品の売買の場であるだけでなく、何ができるかを共創する機会でもあります。アナログなつながりを大切にしながら、参加者同士の対話を通じて新しいビジネスの可能性を見出す場として、今後も業界全体の発展に貢献していく計画です。ファッション、雑貨、ライフスタイル業界の新しい価値を創造し、参加者の共感を生む展示会として、さらなる成長が期待されます。

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