阪急阪神エステート・サービスが新たなアーカイブ事業展開へ

2025年4月17日、株式会社ヤマタネは取締役会において、阪急阪神エステート・サービス株式会社（以下「HHES」）とその完全子会社である株式会社キョクトウのアーカイブ事業の譲受について決議しました。これにより新会社「株式会社ヤマタネドキュメントマネジメント」が設立され、アーカイブ事業の一切を承継します。この新会社を通じて、当社は物流、食品、情報、不動産の4つの事業領域の中で特にアーカイブ事業に注力する方針です。

アーカイブ事業の重要性

当社グループは、近畿圏や首都圏において物流センターを持ち、すでに総合物流サービスを展開しています。今後はアーカイブ事業を新たな成長エンジンと位置付け、事業の拡大を図っていきます。

HHESは長年にわたるアーカイブ事業の運営実績を持ち、文書保管や電子化、機密文書の廃棄に関する高度なノウハウと技術を持った人材を多数抱えています。これにより、新会社の設立は、単なるリソースの獲得に留まらず、当社グループ全体の収益性向上と市場競争力の強化にもつながると期待されています。

新会社の概要

新会社「株式会社ヤマタネドキュメントマネジメント」は、以下の概要で設立されます。

- 所在地: 大阪府東大阪市川俣1丁目14番30号
- 設立日: 2025年4月30日（予定）
- 資本金: 50百万円
- 代表者: 代表取締役社長長谷川洋

この新会社は、アーカイブ事業を中心に運営され、すでに業界での信頼性を築いているキョクトウが100%子会社として存在します。これにより、文書管理のコンサルティング事業や、文書電子化事業のシナジー効果も期待されています。

株式取得の背景と期待される効果

今回の株式譲渡契約による新会社設立は、アーカイブ事業の拡大を目指す当社の戦略的な一歩として非常に重要と言えます。特に、関東と関西を貫通するような大規模な事業展開を考えています。これにより、地理的なシナジーを生かした事業構築が可能になるでしょう。

また、HHESとキョクトウの技術力や人材を融合することで、新たなサービスの提供や業務の効率化も見込まれます。結果として、クライアントに対する提供価値の向上や、競争優位性の確保に寄与することと思われます。