ポーランド国立バレエ団の影山茉以さんに迫る
バレエの美しさとその奥深さを知る機会は、そう多くはありません。今回、ポーランド国立バレエ団のファーストソリストとして活躍されている影山茉以さんにインタビューを行い、彼女のバレエ人生と今後の公演についてお話を伺いました。
影山さんのバレエ人生
影山さんは、3歳でバレエを始めました。その後、アクリ・堀本バレエアカデミーに12歳で所属し、素晴らしい先生方の指導のもとで成長していきました。10歳からは、国際的な舞台での活動を視野に入れ、ジュニアバレエに参加。15歳からはベルギーのアントワープバレエスクールに留学し、エストニアやクロアチアのバレエ団を経て、今やポーランド国立バレエ団のファーストソリストとして世界の舞台に立つまでに至りました。
影山さんはこれまでに、多くのバレエコンクールや国際舞台での経験を重ねてきました。例えば、2001年のオールジャパンバレエユニオンでは児童部門で第1位を獲得するなど、その才能が認められています。また、2023年にはポーランド・ベストダンサー賞を受賞するなど、名実ともに評価されるダンサーとなりました。
ポーランド国立バレエ団について
影山さんは、ポーランド国立バレエ団について「非常に多様性豊かな団体」と表現しています。ここでは、様々な国から集まったダンサーが、各自のスタイルを持ち寄り、融合する中で新しい表現を生み出しています。彼女自身も異文化の中で相互作用しながら、日々成長を実感しているとのことです。自国の文化を学びつつ、他国のスタイルを吸収する、この過程は影山さんにとって大きな財産です。
ポーランドでの生活
ポーランドで生活する中での影山さんは、地元の人たちとの触れ合いを大切にしています。特に、食文化や日常生活での交流を通じて、ポーランドの魅力を深く理解することができると語ります。また、バレエの世界においては、厳しい環境に身を置くことになりますが、それを乗り越えることで得られる達成感もまた大きな喜びです。
影山さんがバレエダンサーになるきっかけ
影山さんがバレエに魅了されるきっかけは、幼少期に観た舞台にありました。その美しさと情熱に心を打たれ、自身もそうなりたいと強く願ったそうです。すると、彼女は次第に自分自身の表現を求めるようになり、ダンスにのめり込んでいきました。
ガラコンサート「シンデレラ」の魅力
最後に、影山さんは2025年8月8日に行われる『バレエアンサンブルガラ~東京~』に参加することについて熱く語りました。この公演では、日本国内外で活躍するプロのダンサーたちとの共演が予定されており、その中で「シンデレラ」の抜粋も上演されます。特にシンデレラ役に挑むことには、強い期待と責任感を感じていると語ります。
影山さんのバレエの魅力や、彼女の成長を見守ることができる公演は、バレエファンにとって見逃せないイベントです。
まとめ
影山茉以さんのインタビューを通して、ポーランドでのバレエダンサーとしての生活や価値観、作品への思いなど多くの話を伺いました。彼女の情熱と努力の結晶が、舞台でどう表現されるのか、今からその日が待ち遠しいです。