THISISが能登半島地震被災者に緊急無料通話サービスを提供

THISISが能登半島地震の支援に向けて無料通話サービスを提供

本年、能登半島で発生した地震による影響を受けた方々やその関係者に対し、インターネット通話サービス「THISIS」が特別に無料通話を提供することが発表されました。このサービスの提供期間は2024年の3月31日まで。従来の電話番号やSNSアカウントを介さず、専用のURL（THISIS ID）を利用することで、インターネット環境があれば誰でも通話が可能です。

THISISとは？

THISISは、特定の通信キャリアに依存しないため、土地のインフラが壊滅的であっても利用できます。被災地においては、携帯電話のサービスが断たれている場合もある中で、THISISによる通話が非常に役立つとのこと。災害時に特設される公衆無線LANや、衛星通信の「Starlink」などを通じて、インターネットに接続するだけで利用できます。

利用方法と支援活動への活用

利用者にとってのメリットは多岐に渡ります。例えば、避難所や支援物資拠点での連絡手段として、個人のスマートフォンを用いてTHISIS IDを公開すれば、個人のプライバシーを守りつつ、必要な情報のやりとりが可能です。また、災害現場での情報共有をするために、THISIS IDをSNSやウェブサイトに掲載することで、関係者や支援者とのコミュニケーションをスムーズに行うことができます。

さらに、ボランティア同士が内線通話の感覚で通話を行うことも可能で、一つの窓口に所属するメンバー全員が同時に通話に参加することができます。これにより、災害時の情報収集や迅速な意思決定が促進されます。

安全な通話環境の確保

初期設定では自由に通話を受けられる状態ですが、利用者が希望する場合には着信可能な時間帯の設定やパスワードによる管理も可能。これによって、不特定多数からの着信をコントロールすることができ、利用者が安心してこのサービスを使える環境が整えられています。

申し込み方法と注意事項

無料通話サービスを利用したい方は、THISIS株式会社の公式サイト内のお問い合わせフォームを通じて申し込みができます。申し込み期間は2024年の1月17日から2月29日までで、対象者は被災地に住む方や支援活動を行う方々です。

利用者はこの期間中に無料で利用できる「プロフェッショナルプラン」を受け取れます。このプランでは、50個のTHISIS IDと3個のグループIDが提供され、迅速かつ効率的なコミュニケーションを支援します。