日本シリーズ中止の影響、チケットストリートが最大返金額発表

日本シリーズ第6戦・第7戦中止による返金発表

チケットストリート株式会社（東京都品川区）は、SMBC2014日本シリーズにおける福岡ソフトバンクホークスの優勝決定に伴い、第6戦と第7戦が中止されたことに関連して、返金対象額を発表しました。この返金額は、185枚分の合計2,896,207円に達し、単一興行による返金金額としては、2014年6月に開催されたポール・マッカートニー公演の中止による約244万円を上回り、過去最高額となりました。

チケットストリートでの取引では、チケットの定価のみならず、購入者がプレミアム価格で取得した場合の額も計算に含まれています。これは、定価以上で取引されることが一般的な二次流通市場における特徴であり、チケットストリートが注力している透明性を保証する取り組みの一環です。

「安心プラス」オプションの詳細

チケット購入時に利用できる「安心プラス」オプションについても言及がありました。このオプションは、チケット価格の10％（税別）で追加可能で、主催者からの正式な発表による公演中止や振替時に、チケット代金を全額返金する特典があります。また、出品者や購入者間のプライバシーを保護する仕組みが整っており、個人情報のやり取りをせずに取引が行える点でも評判を得ています。現在、このオプションはチケットストリートの取引の約半数に利用されています。

チケットストリートのサービス

チケットストリートは、ライブやエンターテインメント、スポーツイベントのチケットを「譲りたい人」と「行きたい人」をつなぐ二次流通サービスを提供しています。このサービスは、日本で初めて主催者公認を受け、世界的なチケット転売業者スタブハブの日本における独占パートナーでもあります。

すべてのチケットには配送保証が付いており、万が一チケットが届かなかった場合は支払額の全額返金が保証されています。このような制度は、偽造チケット被害や公演中止に対する補償も含まれており、ユーザーにとっての安心を提供しています。これらの取り組みを通じて、チケットストリートは「ライブ・エンターテインメントの感動をすべての人に」という理念を掲げ、健全な興行チケット流通モデルの構築に寄与しています。