三浦工業が菱冷環境エンジニアリングの全株式を取得へ、2025年10月に完了予定

三浦工業、菱冷環境エンジニアリングの株式取得契約を締結

三菱電機冷熱プラント株式会社（東京都品川区、社長：石川憲和）と三浦工業株式会社（東京都港区、社長：米田剛）は、7月4日に重要な株式譲渡契約を締結しました。この契約により、三浦工業が三菱電機冷熱プラントの子会社である菱冷環境エンジニアリング株式会社（千葉県市川市、社長：岡田治）の全株式を取得することが決定しました。

この株式譲渡は、2025年10月1日を目指して完了する予定です。

背景と目的

菱冷環境エンジニアリングは、水処理装置の企画・設計から施工、保守点検、水質分析に至るまで広範なサービスを提供するエンジニアリング会社です。企業理念としては、安全で環境に優しい社会の実現を掲げ、多数の顧客から高い信頼を得ています。

一方で三浦工業は、長年にわたり水処理事業を営んできましたが、近年、民間工場では人手不足や熟練オペレーターの高齢化が深刻化しています。このため、水処理事業においてもさまざまな課題が浮上しています。現在、工場向けの水処理を担う企業は限られており、これを成長の機会として捉える三浦工業は、菱冷環境エンジニアリングを通じて排水処理の技術を強化することを狙っています。

このように、設計や運転ノウハウの向上を目指し、工場向けの水処理トータルソリューションを提供することで、三浦工業の水処理事業の飛躍的な発展を期待しています。