【キレイキレイのまち 坂出】プロジェクトの目的と取り組み
香川県坂出市では、ライオン株式会社が中心となり、地域の衛生習慣を促進する「キレイキレイのまち 坂出」プロジェクトを展開しています。今年はこのプロジェクトが11年目を迎え、全ての市立小学校を対象にした衛生授業を実施するという新たな挑戦を行いました。
プロジェクトの歴史と背景
このプロジェクトは2014年に始まり、坂出市とライオン、さらにライオンケミカルの3者が手を組み、地域住民の健康的な生活習慣をサポートしています。特に、ライオンケミカルは「キレイキレイハンドソープ」の生産を行う主力工場が坂出市に位置しているため、地元への貢献が大変重要とされています。
コロナ禍で一時活動が制限されましたが、2024年から新たな第3期協定を結び、再び坂出市との活動を強化していく予定です。これにより、オーラルケアやハブラシのリサイクル活動といったサステナブルな取り組みも進めていくことが計画されています。
衛生授業の内容
本年は6月から7月にかけて、衛生マイスターによる衛生授業が市内の全市立小学校で行われました。この授業では、手洗いの重要性や歴史、さらには感染症対策について学ぶ内容となっており、子どもたちは楽しく学ぶことができました。
授業ではまず動画教材を視聴し、クイズを通じて理解を深めた後に、泡に関する実験を実施。子どもたちはハンドソープの泡がどうやって汚れを包みこむのかを実際に体験しながら学びました。
受講した子どもたちの反応
授業を受けた子どもたちは、その内容に感銘を受けた様子でした。「爪の間に菌がついているとは驚いた。手洗いが大切だと学べて良かった。」「ハンドソープの泡が大事な役割を果たすと知り、今後はもっとちゃんと手を洗おうと思います。」など、彼らの学びの成果が聞かれました。
坂出市市長のメッセージ
坂出市の有福市長は、「キレイキレイのまち」プロジェクトを通じて、地域の衛生習慣の向上を強調しました。市立全小学校での衛生授業の実施は初めての試みであり、新型コロナウイルスの影響を受けた後の大切なタイミングで行われたことに意味があると述べています。
今後の展望
坂出市民のQOL向上と地域発展に貢献すべく、ライオンはさらなる取り組みを続けていくとのことです。また、今後も「清潔に暮らせる社会の実現」を目指し、地域住民との連携を強化していく方針です。
今回のプロジェクトは、地元だけでなく全国的にも注目される一環として位置づけられており、健康的な生活の重要性を広める活動が期待されています。
参考資料
今後とも、坂出市との連携を保ちながら、さまざまな活動を通じて地域の健康向上に寄与していくことを期待したいです。