2025年のJapan Mobility Showで自動車整備士体験ブースが登場！

2025年10月31日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025（JMS 2025）」では、自動車整備士の職業体験ができる特別なブース「チャレンジ！未来の自動車整備士！」が用意されています。この取り組みは、自動車整備人材確保・育成推進協議会と国土交通省の協力のもと、子どもたちに自動車整備の世界を身近に感じてもらうためのものです。

日本の自動車関連産業は多くの雇用を生み出し、経済面でも重要な役割を果たしていますが、同時に整備士の人材不足という課題にも直面しています。このブースを通じて、子どもたちにその役割の重要性を伝え、整備の楽しさを体験してもらうことで、将来の整備士を育成する一助とすることが目的です。

ブースでは、参加者は実物の工具を使って様々な体験をすることができます。まず、クルマの点検・整備の体験では、インストラクターの指導を受けながらエンジンやタイヤのチェックを行い、安全性を意識した整備作業に挑むことができます。この体験は予約が必要で、小学生が対象となります。

次に提供されるのは、ボルト・ネジ締め付け体験です。こちらは予約不要で、未就学児から小学生を対象にしており、工具を使い分けて様々なサイズのボルトを締める楽しさを味わえます。

さらに、エンジン分解・組立体験も用意されており、実際に工具を使ってエンジンを扱うことで、整備士の仕事の一部を体験できます。この体験も予約制で、小学生が対象です。

最後に、子どもたちは大型車ホイールナットの点検を行う体験もできます。点検ハンマーを使用して実際にナットの緩みをチェックし、整備のプロセスを学びます。

また、JMS 2025以外にも、各地方で自動車整備士職業体験イベントが開催される予定です。この取り組みを通じて、子どもたちが自動車整備士の仕事に興味を持つきっかけをつくり、将来のモビリティ社会を支える人材を育成することに貢献しようとしています。日本の自動車産業の基盤を支える自動車整備士の重要性を知ってもらうためにも、ぜひ足を運んでいただきたいイベントです。

自動車整備士は、自動車の専門的な知識や技術を有する国家資格であり、整備業界の重要な柱です。資格取得後も、技術を高めていくことができる可能性があり、個々の努力次第でキャリアに幅を持つことができます。この職業体験を通じて、未来の整備士たちが新しい知識を吸収し、成長する姿を期待したいと思います。