令和の若者が語る働くリアル - 出世や退職の本音とは

最近、パーソルキャリア株式会社が運営するキャリアの匿名相談サービス「JobQ Town」が集めた約2000件の投稿から、現代の若者が抱える働き方や職場のリアルな本音が浮き彫りとなりました。特に、ハラスメントや出世、退職に関する意見は非常に多く、若者たちの価値観を伺い知る貴重なデータとなっています。

本音に潜むハラスメントの実態

「ココだけの本音」では91%の社会人が「面倒くさい社員がいる」と答えており、また77%が「機嫌が悪いことはハラスメントだと思う」としました。これは、職場のストレスや世代間のコミュニケーションの困難さを示唆しています。ある回答者は「自分の都合だけで話をする人が多く、会議が進まない」と不満を吐露しました。

出世と運の関係

出世に対しては88%の人が「配属先で出世しやすさが変わる」と感じています。「運」が昇進に最も重要だとする意見が37%に達しており、いかにタイミングが重要かを指摘しています。そして「実力」や「人脈」が後に続きますが、未だに「忖度」の必要性を感じている人も少なくありません。やはり、配属先での評価が昇進の鍵を握ることを若者たちも実感しています。

退職に関する本音

最近特に話題になっている若手の「退職代行」の利用についても、本音が寄せられています。調査結果によれば、74%の人が「普段から仕事を辞めたい」との本音を明かしました。さらに、令和の新卒が「甘い」とは感じていない86%の回答があり、自己尊重が高まっていることが窺えます。多様な価値観を持った若者が「自分に合った仕事」を追求する姿勢が見えます。