新しい時代のラベル
近年、環境への配慮がますます重要視される中で、プラスチック製品のリサイクル性が求められるようになっています。今回、大阪シーリング印刷株式会社は、リサイクル適性を大幅に向上させた「モノマテリアルラベル」の開発に成功したと発表しました。このラベルの特徴は、PET容器と同じ素材で構成されているポリエステル系の粘着剤を使用していることです。これにより、従来のラベルに存在していたリサイクル時の粘着剤分離の課題を解決します。
ラベルのリサイクル課題
PET容器のリサイクルにおいて、最大の障害の一つは、ラベルの材料が容器自体の素材とは異なる場合が多いことです。一般的に、ラベルにはアクリルやゴムの樹脂が使用されていますが、これらの素材はリサイクル時に手間を増やします。すなわち、リサイクル過程で粘着剤を分離する必要があるため、労力やコストがかかるのです。この問題を解消するために、大阪シーリング印刷は新たに開発したモノマテリアルラベルを提案しています。
環境への貢献
この製品を導入することで、ブランドオーナーたちが自社の環境取り組みを明確に訴求できるようになります。具体的には、電子レンジで加熱しないお惣菜、フレッシュサラダ、デザート、カットフルーツなどの各種食品、さらにはハンドソープやシャンプーなどの日用品にも使用が可能です。これにより、消費者の環境意識を高め、持続可能な製品を利用する後押しをすることが期待されます。
海外市場の視野
また、海外に目を向けると、米国や欧州では包装材に関する新たな法規制が進行中です。特に、欧州連合の新たな包装規制「包装・包装廃棄物規則(PPWR)」が2024年に採択され、徐々に適用が始まります。これに対応する形で、大阪シーリング印刷はモノマテリアルラベルの開発を進め、国際的な市場でも競争力を持たせる意図があります。
OSPグループの取り組み
大阪シーリング印刷を持つOSPグループは、環境保全に対する強い意識を持っており、CO2排出量削減や脱プラスチック、化石由来原料の使用量を減らすための努力を重ねています。グループ全体として、SDGsの理念に基づいた環境配慮型の開発に取り組む姿勢は、今後も引き続き強化されることでしょう。
会社情報
大阪シーリング印刷株式会社
- - 所在地: 大阪府大阪市天王寺区小橋町1-8
- - 代表者: 松口 正
- - 設立: 1927年
- - 事業内容: シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージなどの製造・販売およびラベリングシステムの販売
- - 公式サイト: 大阪シーリング印刷
OSPホールディングス
- - 所在地: 大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8
- - 代表者: 松口 正
- - 設立: 1969年
- - 事業内容: OSPグループの経営企画と管理
- - 公式サイト: OSPホールディングス
このように、大阪シーリング印刷は革新的な製品開発を通じて、環境への配慮を実践し、社会に貢献してゆく姿勢を示しています。今後の展開に期待が高まります。