ケイアイスター不動産、外国人社員職人比率が日本人対比56％超え！建設業界の担い手育成と人材不足解消に貢献

ケイアイスター不動産、外国人社員職人比率が日本人対比56％超え！建設業界の担い手不足解消に貢献

埼玉県本庄市に本社を置くケイアイスター不動産株式会社は、グループ会社であるケイアイクラフト株式会社と共に、建設業界の担い手育成と外国人労働者との共生・共働を目指し、積極的に外国人材の受け入れと育成に取り組んでいます。その結果、2024年5月末時点で、ケイアイスター不動産の社員職人のうち、外国人材の比率が日本人対比56％を超えました。

建設業界を取り巻く深刻な人材不足

近年、建設業界では深刻な人材不足が課題となっています。2023年の建設業の労働人口は前年比で約4万人増加したものの、2019年から2022年までは毎年減少しており、今後も労働人口の増減は不透明です。特に、高齢化が加速しており、2022年には55歳以上の労働人口が35.9％、29歳以下の労働人口は11.7％と、次世代への技術承継が大きな課題となっています。

ケイアイクラフトの取り組み

ケイアイクラフトは、建設業界の担い手育成と外国人への技術承継を目的に、ベトナム、フィリピン、ウズベキスタン、スリランカなどから技能実習生や特定技能1号、高度人材を採用・育成しています。2013年度から受け入れを開始し、様々な研修・評価制度を設けた結果、2018年度と2019年度には、国土交通省が実施する「優秀外国人建設就労者表彰」を2年連続で受賞しました。

外国人労働者の働きやすさを追求

ケイアイクラフトでは、外国人労働者の働きやすさを追求するため、以下の取り組みを行っています。

寮の完備: 入社1年～3年の外国人技能実習生を優先した寮を完備しており、先輩社員から後輩への日々の生活を通して日本の習慣を伝える機会を提供しています。
資格取得のサポート: 建設技術取得に加え、日本語能力試験の受験サポートも行っています。ボランティア教室や勉強会への積極的な参加を促進し、日本語能力試験N3レベルの合格を目指しています。
各種手当と環境整備: 外国人従業員には、会社規定の手当を支給する他、寮の家賃を低額にし、Wi-Fiを完備することで、母国との連絡を容易にする環境を整えています。
表彰制度: 月ごと、または四半期ごとに、営業職だけでなく、建設現場の従業員を対象とした表彰制度を設け、工期短縮や人材育成に貢献した従業員を表彰しています。

独自の評価制度「マイスター制度」

ケイアイクラフトでは、国籍や性別に関わらず正当な評価を受けられる環境づくりを目指し、独自の評価制度「マイスター制度」を導入しています。一定の技術が認められたクラフトマンは、技能試験を受けることができ、合格すれば「技術主任」に昇格します。その後、技術主任は「マイスター」「マイスターS」「マイスターG」へと昇格していくことが可能です。この制度により、外国人労働者を含むクラフトマン全体の約55％が役職に就いています。

SDGsへの貢献

ケイアイスター不動産グループは、誰もが活躍できる日本一憧れの会社の実現を目指し、年齢、性別、国籍、信仰など、背景の異なる従業員一人ひとりが多種多様な視点を持ち寄り、その力を発揮できるインクルーシブな組織作りを推進しています。ケイアイクラフトは、外国人材の活躍を通じて、SDGs（持続可能な開発目標）における下記4つの目標に貢献しています。

目標4 質の高い教育をみんなに
目標8 働きがいも経済成長も
目標10 減らそう格差を
目標11 住み続けられるまちづくりを

今後の展望

ケイアイスター不動産グループは、今後も多様な人材が働きやすい環境作りに取り組むとともに、建設業界の地位向上を目指します。早急に社員職人500名の体制を目指し、業界全体の活性化に貢献していく予定です。

ケイアイクラフト株式会社について

ケイアイクラフト株式会社は、2017年に設立され、ケイアイスター不動産グループの住宅を通して、各工程の技術・知識に精通したクラフトマン（社員職人）を育成・配置し、安心・安全をお約束する、確かな品質の家づくりを実現しています。

ケイアイスター不動産株式会社について

ケイアイスター不動産株式会社は、「豊かで楽しく快適なくらしの創造」を経営理念に、「すべての人に持ち家を」をビジョンに掲げ、『高品質、だけど低価格なデザイン住宅』を提供しています。仕入れから販売までを一気通貫で行うリアル×テクノロジーの基盤である「KEIAIプラットフォーム」を構築し、テクノロジーの積極的な導入とコンパクト戸建住宅による独自のビジネスモデルによって、国内分譲住宅市場シェアの拡大を図っています。