LINEヤフーと朝日新聞が共同企画「ニュース健診2024」を開始

LINEヤフーと朝日新聞、クイズを通じて情報リテラシーを養う

LINEヤフー株式会社と株式会社朝日新聞社は、ユーザーがニュースや情報を正しく理解できる力を身につけるための新しいコンテンツ「ニュース健診2024」を開始した。このコンテンツは、Yahoo!ニュース上で利用可能で、クイズ形式で楽しみながら情報判断力を鍛えることができる。

ニュース健診2024の内容

「ニュース健診2024」は、ユーザーが以下の3つの力を身につけるために構成されている。
1. 見分ける力
2. 読みとく力
3. 発信する力

各コースごとに5問のクイズが出題され、解答後には詳しい解説が提供されるため、自分自身の理解を深めることができる。また、全てのクイズに回答すると、正解数に応じて3段階の診断結果が提示され、その結果に基づいて偽情報対策のための記事や動画も提供される。これによって、ユーザーは自分の情報判断力の現状や今後の改善点を知ることができる仕組みだ。

特に目を引くのは、2024年11月13日（水）までの期間にこのコンテンツを完了したユーザーに対する特典だ。特典として、Yahoo!ニュースのコメント欄で使えるアイコンや朝日新聞デジタルの無料お試し体験、さらには「カナヘイの小動物」をテーマにしたオリジナルLINEスタンプが提供される。

社会的背景

現在、国内外で大きな政治的動きが見られる中、ユーザーの情報リテラシー向上はますます重要なテーマとなっている。2024年10月から11月にかけて日本では衆議院議員選挙、アメリカでは大統領選挙が行われることからも、この時期に情報リテラシーを高めることに意義がある。

LINEヤフーと朝日新聞社は、各社の強みを活かしてこの取り組みを推進しており、朝日新聞社が制作したクイズや解説はLINEヤフーがYahoo!ニュースを通じて配信している。

偽情報への取り組み

近年、インターネット上での偽情報や誤情報が一大課題となっている。LINEヤフーは、ファクトチェックを推進する「ファクトチェック・イニシアティブ（FIJ）」と提携し、正確な情報提供を支援するための活動を行っている。さらに、過去にも「Yahoo!ニュース健診」などを通じてユーザーに情報の正確性を理解させるためのコンテンツを提供し、大きな反響を得た。

朝日新聞社も同様に、ファクトチェック活動や時事クイズの配信を通じて、情報への理解を深めるための多様な取り組みを行っている。2021年にはFIJのメディアパートナーとして参加し、政治家の発言やネット上の情報の真偽を検証する活動に力を入れている。