イガリシノブのメイク教育の授業が話題に
イガリシノブさんという有名メイクアップアーティストが、3月10日に渋谷区立広尾中学校で中学3年生を対象にメイク教育授業を行いました。この授業は、メイクについての理解を深めるための「メ育」と呼ばれるもので、多くの生徒たちが参加しました。日本テレビの番組『news every.』でもこの授業が紹介されています。
メ育の意義とは
「メ育」とは、メイクを単なる技術として学ぶのではなく、自己表現を通じて自己理解を深めることを目的としています。今日のようにSNS文化が浸透する中、若い世代がメイクに関心を持つことは珍しくなく、正しい知識を学ぶことが重要であるとイガリシノブさんは考えています。この授業を通じて、生徒たちはメイクのメリットや、それに伴う心の変化、文化的背景について学びました。
授業の内容
授業は、メイクの意味や実用的な側面について話し合うことから始まりました。生徒たちは「大人がメイクをする理由」「メイクをすることで与えられる心理的な影響」について考え、自分自身と向き合いました。また、男女を問わずメイクを楽しむ機会として、タッチアップの実技も行われました。このセッションでは、UVクリームや赤リップの使い方、リキッドアイライナーの正しい使用法などが指導されました。
使った化粧品の後片付けとして、正しいメイク落としの方法も学びました。特に、メイクをした後のクレンジングは重要であり、SNSを通じて独学でメイクを学んでいる生徒たちには耳寄りな情報だったに違いありません。
親視点でのサポート
イガリシノブさんは自身がメイクアップアーティストであり、2児の母でもあります。メイクに興味を持つ小学生の姿を見て、親としての理解も求められると感じています。お父さんやお母さんがどうサポートすべきか、という観点でも授業を進めているのです。「子供たちの好奇心を大切にしながら、正しい知識を提供すべき」との考えから、メイクの好きな気持ちを否定せずに見守る方法や、スキンケアの重要性についても触れました。
イガリシノブさんのコメント
授業後、イガリシノブさんは「男子も女子もメイクを楽しんでくれた」との嬉しい感想を述べており、彼女は授業を通じてメイクの楽しさを実感した生徒たちからの反応に手応えを感じている様子でした。また、彼女は「教えたメイク落としやUVケアの知識を家庭でも実践してほしい」とも語りました。
イガリシノブの著作
イガリシノブさんは、昨年12月に『わたしもまわりも笑顔になる小学生のメイク本』を講談社から発売しました。この本は、小学生がメイクに挑戦する際の参考書として親世代からも支持を受けており、売上も好調です。彼女が提案したメイク方法や、皮膚科医やネイリストの監修を受けた内容は、今後の若い世代のメイク文化を支える基盤になっています。
まとめ
イガリシノブさんのメイク教育授業は、単に技術を学ぶだけでなく、自己肯定感や自己表現を育む素晴らしい機会となったと言えるでしょう。これからもこのような取り組みが広がり、多くの生徒がメイクを通じて自信を持てるようになっていくことを願っています。