教育データ活用の協創
2026-04-27 11:37:21

東海大学とNECの協創プロジェクトが教育データ利活用の新たな未来を切り拓く

東海大学とNECが共同で推進する教育データ利活用プロジェクト



プロジェクトの概要


東海大学と日本電気株式会社(NEC)は、教育機関におけるデータの最大活用を目指し、「大学向けデータ利活用基盤PoC」という協創プロジェクトを展開しています。このプロジェクトの目的は、大学が持つ各種データを活用して教育の質と大学運営の高度化を図ることです。このプロジェクトは2026年3月に完了予定で、大学の実運用に向けた有用な分析モデルや知見が期待されています。

背景


現在、大学を取り巻く環境は大きく変化しており、教育の質や学生の成長を把握するためにデータを基にした意思決定が求められています。しかし、実際には多くの大学で、データは部門ごとに分散しており、十分に活用されていないという現状があります。NECは教育DXの支援を目指し、「BluStellar」という価値創造モデルの下、データ活用を通じて多様な学生が選べる教育環境を構築しようと取り組んでいます。そこで、東海大学とNECは、課題に基づいて協力する「協創プロジェクト」として本PoCに着手しました。

実証の内容


1. 課題明確化と目的設定


プロジェクト初期段階では、東海大学の経営層を巻き込んだ比較的自由なワークショップを開催し、教学IR領域において直面している主要な課題を特定し、目指すべき目的を具体化しました。その結果、教育活動、学生支援、大学運営の観点から、4つの主要課題に整理され、関係者間の共通認識が形成されました。その主要課題には、進路・キャリアアウトカム分析、学生行動と成果のマッチング、入学時要因と学習成果の関連分析、大学教育価値の証明が含まれます。

2. データの整理と分析ロジック構築


次に、NECは教育分野での豊かな経験を活かし、大学の学務データや学修力調査などを整理し、分析ロジックの開発に取り組みました。また、関係者が容易に理解できるフィードバックを得るための可視化機能も導入されました。この連携により、データ分析を単発の作業ではなく継続的な活用の基盤として整備しました。

3. 結果の確認と意義


本プロジェクトを通じて、従来は個別的であったデータの横断的な分析が可能となり、教育施策や学生支援の議論に具体的な示唆を提供できるようになりました。また、データの可視化により教職員間でのコミュニケーションや理解が促進される結果を得ました。

結論と展望


東海大学とNECは、本プロジェクトで得た成果と課題を基盤に、AIを活用したさらなる教学IRの向上へ向けてのステップを進める意向です。2026年4月以降は、他の活用シーンを探るとともに、本成果を実務に適用するための検討を行います。また、NECはこの取り組みを通じて得た洞察を元に、他大学へのデータ利活用支援サービスの提供を進め、大学のデジタルトランスフォーメーションを推進していく考えです。

東海大学は、本プロジェクトが実施できたことに感謝し、その知見を活かし引き続き教育の質向上と学生支援に力を入れていく所存です。


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会社情報

会社名
日本電気株式会社
住所
東京都港区芝5丁目7-1
電話番号

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