LayerXと三菱UFJ銀行が新たなパートナーシップを結ぶ
2024年、株式会社LayerX(CEO: 福島良典)と株式会社三菱UFJ銀行(頭取: 半沢淳一)は、戦略的パートナーシップに関する覚書を交わしました。この合意により、両社はAIを中心にした新規事業の創出や、既存の「バクラク」事業における協業を強化する方針です。
数年にわたる関係の深化
LayerXと三菱UFJ銀行、さらにはその親会社であるMUFG(代表執行役社長: 亀澤宏規)は、2019年からブロックチェーンを利用した協業を行ってきました。この関係は、2023年にはMUFGのVCファンドがLayerXに出資するなど、深まっています。2024年からは、「バクラク for MUFG」という新しいサービスを法人向けに提供し、金融関連のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現しています。
この協業は、単に業務が推進されるだけでなく、顧客のニーズや市場の変化に対応した新しいビジネスモデルの探索にもつながっています。特に、生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」を介して、社内の知識を効果的に共有し、営業活動の効率化を図ることが期待されます。
戦略的パートナーシップの目的
新たに締結された戦略的パートナーシップは、主に以下の目的で進められています。第一に、MUFGの金融業務とLayerXの法人支出管理に関する専門知識、および蓄積された顧客基盤を相互に活用することです。これにより、金融サービスの新たな可能性を探るとともに、株式会社LayerXの「バクラク」事業と「Ai Workforce」を結び付けた新規事業を推進することを目指しています。
今後の展望
LayerXが掲げる「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションを実現するため、両社はさらなる協力を進めていきます。特に、複雑な条件に対応可能な新機能や新サービスの共同開発を通じて、AI技術を活かした革新を模索しています。このような協働により、金融機関としての競争力を強化し、日本全体の生産性向上を図る意向です。
LayerXは、パートナー企業との協働を通じて新たな価値創造に貢献し、AIを軸としたソリューションの導入を加速します。これにより、顧客が抱える経営課題の解決や、より付加価値の高いサービスの提供が実現されることでしょう。
株式会社LayerXと三菱UFJ銀行の概要
株式会社LayerX
- - 設立: 2018年8月
- - 代表者: CEO 福島良典
- - 所在地: 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階
- - ウェブサイト: LayerX公式サイト
株式会社三菱UFJ銀行
- - 設立: 1919年8月
- - 代表者: 取締役頭取執行役員 半沢淳一
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内1丁目4-5
- - 資本金: 17,119億円
- - ウェブサイト: 三菱UFJ銀行公式サイト
両社の今後の発展から目が離せません。この新たなパートナーシップが、どのような革新をもたらすのかに注目が集まります。