イナゾーファームの新たな挑戦
北海道士別市に位置するイナゾーファームは、「生産から加工、販売まで手がける」農業法人として注目を集めています。特に、同ファームが開発した『有機トマトジュース クリア』は、令和4年度の「優良ふるさと食品中央コンクール」において新製品開発部門最高賞である「農林水産大臣賞」を受賞しました。これは、イナゾーファームが十年以上にわたる六次産業化の成果が結実したものです。
『有機トマトジュース クリア』の魅力
このトマトジュースは、見た目が美しい黄金色で、トマトのエキスを贅沢に抽出しています。審査委員会からは「味わい深く、驚きのある一品」と高評価を受け、その利用方法に関しても飲料としてだけでなく、調味料や料理のアクセントとしての可能性を示唆しています。
「素材の魅力を楽しむこと」をテーマに、イナゾーファームが栽培する有機イナゾートマトを使ったこのジュースは、そのまま飲む楽しみを提供するとともに、料理やデザートに活用することで新しい価値を創出します。レシピの詳細は
こちらから確認できます。
六次産業化の背景
イナゾーファームの六次産業化の歴史は、2011年3月に施行された「六次産業化法」にさかのぼります。この法律に基づき、地域資源を活用した新たな事業創出が奨励されてきました。法人成り前の個人農家時代から始まった取り組みは、 農業法人として強みを生かし、コロナ禍の中でも商品開発やマーケティングの刷新を行いました。
その結果、誕生したのが『有機トマトジュース クリア』です。イナゾーファームの事例は、小規模農業法人の持続的な成長のモデルとなりうることが期待されています。
株式会社イナゾーファームの概要
イナゾーファームは、1948年に創業以来、農作物や農産加工品の安定供給と良質なサービスの向上に努めてきました。法人化は2019年で、その後も生産・加工・販売を一貫して行うことで経営の多角化を進めています。
主な産品は、有機イナゾートマトや有機アスパラガス、また有機トマトジュースなど多岐にわたります。認証も取得しており、品質の向上に努めています。
今後の展望
イナゾーファームは、今回の受賞を機にさらなる展開が期待されています。生産だけでなく、市場ニーズに合った商品開発や、地域農業の活性化にも繋がるような取り組みを続けていくことでしょう。
【株式会社イナゾーファーム】
社名: 株式会社イナゾーファーム
代表者: 代表取締役 谷 寿彰
所在地: 北海道士別市多寄町38線西9番地
事業内容: 有機農産物及び慣行農産物の生産、加工・販売
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このように、イナゾーファームは地域の特産品を活用し、持続可能な農業の観点からも耀きを放つ存在です。将来的には、さらなる商品開発を通じて全国的な認知度向上も期待されるでしょう。