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環境への意識を高める「カラフルスムージー」

RKB毎日放送が70周年を迎え、環境問題解決に向けた啓発活動の一環として開発した「カラフルスムージー」が、第46回JNNネットワーク協議会賞の奨励賞を受賞しました。これにより、SDGs（持続可能な開発目標）への企業の取り組みが広く認識されることとなりました。

カラフルスムージーの特長

この商品は、キウイ、みかん、豆乳ヨーグルトを使用した3つのフレーバーから成り立っており、見た目にも楽しめるカラフルなスムージーです。特に、環境への配慮が随所に表れています。

1. 包材への配慮

カラフルスムージーは、リサイクル可能なテトラパックを使用。アルミ付き紙パックの約70%が、トイレットペーパーなどに再生可能です。このように、使い捨てからリサイクルへとシフトする工夫がなされています。

2. バイオストローの導入

また、ストローには国内で最も高いバイオマス比率を誇る植物性由来のバイオストローを採用。環境にやさしい素材を使用することで、製品全体の環境負荷を軽減しています。

3. 地元産の活用

原料にはふくれんの工場で発生した副産物「おから」や「人参パルプ」を使用し、さらにJA全農ふくれんの農家で発生する規格外の野菜や果物を利用。また、福岡県内及び九州産の素材を中心にすることで、地元経済の活性化にも寄与しています。

4. 健康への配慮

アレルゲンフリーの実現も特筆すべきポイントです。乳酸菌発酵した豆乳を使用し、乳アレルゲンフリーのスムージーを提供しています。

5. 環境啓発のデザイン

商品のデザインは、福岡県出身のポップカルチャーを代表するイラストレーターNONCHELEEE氏が手掛けています。その独特なビジュアルは一度見ると忘れられない印象を与え、裏面に印刷されたQRコードを読み込むことで、ゴミ分別に関するアニメーションへと誘導される仕掛けもあります。

6. 販売先と広がり

カラフルスムージーは、「GREEN CHALLENGE 2050」を掲げるセブン-イレブンでの取り扱いが始まりました。これにより、SDGsに賛同する多くの消費者にアプローチしています。販売実績は、福岡県内のルミエール23店舗とセブン-イレブン約3300店で約33万本を売り上げています。

7. 教育的取り組み

さらには、福岡市の中学校において、SDGs学習の教材としても使用されています。飲み終わったパックを回収し、それをトイレットペーパーに再生して地域の保育園に寄贈する活動が行われ、多世代間の交流や地域コミュニティの形成にも寄与しています。

結論

RKB毎日放送の「カラフルスムージー」は、環境問題に真正面から取り組む姿勢が評価され、受賞を果たしました。持続可能な社会を実現するためには、企業や消費者の意識が必要不可欠です。これからもこのような取り組みが広がり、豊かな未来へと繋がっていくことを期待したいと思います。

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