トビタテ!留学JAPANが徳島県を拠点に新たな教育プログラムを開始

トビタテ!留学JAPANが徳島県を採択



文部科学省と日本学生支援機構が共同で進めている「トビタテ!留学JAPAN」の新たな取り組みとして、2025年度には徳島県が拠点形成支援事業に採択されることが決まりました。このプログラムでは、地域の高校生を対象にさまざまな留学の機会を提供し、国際的な人材の育成を目指しています。

「拠点形成支援事業」の目的


「拠点形成支援事業」は、地域の産学官が連携し、地域の高校生への留学機会を提供すると共に、留学に対する意識を高めることを目的としています。この事業は、それぞれの地域における高校生を積極的に支援し、彼らがグローバルな視野を持つ人材となることを促します。具体的には、高校生が海外での探求活動を通じて地域の課題解決や貢献につなげることを意図しています。

採択地域の選定状況


徳島県は、本プログラムの新たな拠点として、群馬県、富山県、京都府などと共に選ばれました。これにより、既に2023年度には石川県、静岡県、滋賀県の3県が選ばれ、福島県および高知県が2024年度に続く形で、順次派遣留学生が世界での活動を開始しています。

徳島県の地域事業内容


徳島県では「徳島の未来を拓くグローカルリーダー育成事業」というタイトルのもと、5つの留学コースが設けられます。それぞれ、以下のようなテーマで地域に特化した留学プログラムが展開される予定です:

1. マイ好奇心探究コース
2. 社会課題探究コース
3. STEAM探究コース
4. スポーツ・芸術探究コース
5. 地域探究コース

これらのコースは、海外で地域特有の課題を研究し、解決する力を育むことに特化しています。プログラムでは、地域内の高校生を対象に、留学における施設や知識の提供が行われます。

支援内容と今後の展開


日本学生支援機構は、派遣される留学生に対して奨学金の一部を助成し、事業が安定的に運営されるようにサポートを行います。具体的な募集期間は2025年12月から2026年4月までを予定しており、留学期間は14日以上65日以内とされており、留学の開始は2026年7月10日以降を見込んでいます。

これに伴い、対象となる高校生の募集要件や、各コースの詳細については、今後公式ホームページで公開される予定です。特に、地域の興味深い課題やテーマを持ち込むことが、実践に役立つ学びへと繋がることが期待されています。

結論


この「トビタテ!留学JAPAN」の取り組みは、地域の高校生が国際的な視野を広げる貴重な機会を提供するものです。徳島県が指定されたことで、その地域に特有の文化や価値観を踏まえた教育が行われることが期待されます。今後、このプログラムにより育成されたグローバルリーダーたちが地域に新たなイノベーションをもたらすことを指示しています。

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