新型コロナ検査法
2022-01-19 09:39:18
新型コロナウイルス感染発見を早める新技術、下水分析が鍵を握る
新型コロナウイルス感染検査の新たなアプローチ
中外テクノス株式会社は、施設内における新型コロナウイルスの感染者を迅速に確認するための新しい検査手法『パッシブ採水法*Direct Capture分析法』を導入しました。この革新的な手法は、介護施設や寮、病院、学校、工場の下水配管に吸着材を設置し、そこから得たデータを用いて感染状況を包括的に調査します。
新手法の特長と利点
この新しい検査法にはいくつかの特徴があります。一度の分析で集団の感染状況を評価可能で、施設単位で利用者の感染状態を把握できる点が大きなメリットです。また、設置から回収、報告まで自社で行い、最短で2日間で速報が可能です。これにより、感染の早期発見と適切な対策が実施しやすくなります。
なお、この検査は個々の感染者を特定するものではありません。そのため、陽性が確認された場合には、個別の検査を実施することで、より精緻な感染対策が可能となります。
実証実験と実績
この新技術はすでに自治体の協力のもと、感染者療養施設で実証実験を行い、その成果が評価されています。日本水環境学会や国立感染症研究所の方法と比較した結果、同等以上の検出感度を持つことが確認され、迅速な結果が実現しました。
対象施設と適用シーン
この検査メソッドは、特定の人々が利用する施設に特に適しています。介護施設、医療関連の施設、学校、工場やオフィスがその例です。管理者自身が設置や回収を行うことができるため、手続きが簡単で便利です。
提供する採取方法と分析方法
中外テクノスは、さまざまな採取方法を提供しており、これには「パッシブ採取(吸着材採取)」や「コンポジット採取(自動採水器)」などがあります。それぞれの方法がシチュエーションに応じて使い分けることができ、効率的な環境整備に寄与します。
分析に関しても、『Direct Capture法』や日本水環境学会の方法、下水沈殿物法など多様な手法を取り入れており、お客様のニーズに合わせた選択が可能です。
まとめ
新型コロナウイルスの早期発見は公共の健康を守る上で非常に重要です。中外テクノスの新たな『パッシブ採水法』は、施設内の感染状況を早く把握し、より具体的な感染対策を講じるための有効な手段となるでしょう。今後もこのような技術が普及し、全国の施設で効果を発揮することが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
中外テクノス株式会社
- 住所
- 広島市西区横川新町9-12
- 電話番号
-
082-295-2222