自然と癒しを融合させた新しいセラピスト「キャンプセラピスト」

自然の中で癒しを提供するキャンプセラピストの誕生

新型コロナウイルスの影響で、外出自粛や人混みを避ける傾向が続く中、多くの人が自然との触れ合いを求めるようになりました。そこで、一般社団法人日本アウトドアセラピー協会が設立され、自然とリラクゼーションを組み合わせた新たなセラピスト「キャンプセラピスト」が誕生します。
本協会の代表である水白昭雄氏は、2021年に東京吉祥寺で移動式カーサロン「Happycamp」を開業し、自然豊かな環境での施術を通じて得た体験を基に、この協会を設立しました。彼は自然の中での施術がもたらす癒し効果に感銘を受け、「キャンプセラピスト」の養成を通じてその魅力を広めたいと考えています。

キャンプセラピストの育成プログラム

この協会では、アウトドアスキルを持つ癒しの専門家を育てます。キャンプセラピスト講習では、自然環境を活かした施術が可能になるよう、風向きや日差し、虫の存在などを考慮した施術場所の選定などが教えられます。受講者はセラピスト未経験者でも、知識だけでなく実践的な施術スキルも習得できます。

2023年1月に開講された講習の初期生には、2月に全国で23名のキャンプセラピストが誕生しました。彼らは今後、様々な環境でリラクゼーションを提供し、新しい癒しの体験を形作ることが期待されます。

アウトドアセラピー体験会の実施

この協会は、実際に施術を体験する機会を設ける「アウトドアセラピー体験会」を行います。最近では、福岡県の神湊ガーデンキャンプで体験会を開催し、参加者はキャンプセラピストによるリラクゼーション施術を受けることができました。体験会ではヘッドマッサージやトークセンといったアウトドアセラピーが提供され、参加者は自然の中で心身が癒される感覚を味わったことと思います。

今後の体験会は全国で開催予定であり、参加費は8,800円で、さらなる予約や詳細については協会のInstagramや公式LINEで案内される予定です。

連携施設の拡大と新しいアウトドア体験

協会は全国に約20のキャンプ場と連携しており、体験会の実施だけでなく、講習会も計画中です。連携施設では、キャンプセラピストが実際に施術を行うこともできるため、より多くの人々に「キャンプ×リラクゼーション」を体験してもらう機会を提供していきます。

今後も新たな連携フィールドを増やしていくことで、キャンプ場の魅力を高め、訪れる人に新しい価値を提供していく予定です。