西濃運輸の新展開
2023-03-27 10:30:01
新たなスタートを切る西濃運輸の挑戦と未来像
西濃運輸の新たな挑戦
西濃運輸が、グループ4社の統合を経て新たにスタートを切りました。この新たな法人は、物流業界の効率化を進め、特にドライバーの労働環境を改善することに注力しています。過去の『24年問題』や将来のドライバー不足への対応策として、幹線ネットワークの強化を図るとのことです。
効率的な運行システムの実現
新・西濃運輸は、運行コストの削減と泊り運行便の減少により、ドライバーの負担を軽減する取り組みを行っています。お客様へのサービス向上を図るため、物流部門における営業ノウハウを集約し、具体的にはロジスティクス部をセイノーホールディングスに移管して特積みの優位性を生かした幅広い顧客層への対応を狙います。
Green物流と未来型ネットワークへの取り組み
西濃運輸では、地方中枢都市にハブ拠点を設置し、他社との連携を強化する国内物流の基盤の役割も果たすとしています。そして、持続可能な『Green物流』に対応した未来型幹線ネットワークの構築に向けた取り組みを進めています。この姿勢は、将来的に環境への配慮が求められる物流業界において、重要なステップとなるでしょう。
組織の強靭化と将来の展望
新・西濃運輸の組織の強靭化は以下のステップを踏んで進められます。まず、2023年4月には幹線輸送の効率化および事業部制が導入されました。続いて、2023年7月からは本社部門のスリム化とエリアハブ構想が始まり、2024年4月には新エリア制導入が予定されています。このような組織改革を通じて、物流の基盤を強化し、社会全体に貢献できる企業を目指していくとしています。
お客様のニーズに応える物流ソリューション
西濃運輸は、新たにエレクトロニクス、ヘルスケア、オートモーティブバッテリーの3つの業界特化型事業部を設立しました。専門知識を活かした物流ソリューションを提供し、お客様のニーズに応える力を強化します。将来的には分社化を視野に入れ、物流を起点にした総合窓口としての機能を持つ生き残り戦略を展開するとしています。
オープンなプラットフォームの提供
西濃運輸の親会社であるセイノーホールディングスもまた、すべての人が利用できるオープンなプラットフォーム(O.P.P.)を提供し、日本の物流のさらなる効率化を目指しています。今後も、幹線輸送の強靭化に基づく新たな営業部隊、ドライバー、施設、車両の在り方を検討し、さらなる進化を目指していくとのことです。
新たな西濃運輸の挑戦は、物流業界全体に変革をもたらす可能性を秘めていると言えるでしょう。これからの展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
セイノーホールディングス株式会社
- 住所
- 岐阜県大垣市田口町1
- 電話番号
-
0584-82-3881