川島小鳥のソウル
2025-05-09 17:38:44

写真家川島小鳥が捉えたソウルの情景と心情『サランラン』発売

冷たさと温かさが交差する街の記憶



川島小鳥という写真家が、韓国の首都ソウルで撮影した作品集『サランラン 사란란 (Sa-lanlan)』が2025年5月に発売されます。本書は、秋から春にかけてのソウルの風景や人々の姿を切り取り、彼独自の視点で表現した作品です。彼がこの街で感じた様々な感情や思い出が詰まっており、読む人に深い感動を伝えることを目指しています。

川島小鳥は、ソウルを訪れた際の心の葛藤や思い出を語ります。彼自身は高校生の時にソウルに留学していた経験があり、その冬の寒さと同年代の友人たちの温かさを色濃く思い出すと言います。ソウルはいわば、彼の青春の一部とも言える場所であり、その情景を再訪することは彼にとって特別な意味を持っていました。

ソウルの表情を捉える



本書は、開催予定の展覧会やトークイベントに合わせて制作されていますが、撮影自体は彼にとって一人旅のようなものでした。ソウル駅近くの古い建物や隠れたパン屋、地元の人々との温かな出会いなど、新しい発見に満ちた街での彼の日常を見つめています。また、韓国料理が好きな一方で、次第に気づけばパスタやピザが食べたくなってしまうなど、日常の変化も描かれています。

『サランラン』では、彼が撮影した約1000枚の写真の中から選りすぐりの作品を収めています。それぞれの写真が語る瞬間には、人生の密度が感じられ、見る側に深い印象を与えることでしょう。この作品は、彼自身の「静かな魂の叫び」であり、強いメッセージを持つものです。

デザインと制作の背景



本書の装丁を手がけたのは、グラフィックデザイナーの米山菜津子氏。彼女は「小鳥は写真を撮る際、自然な光景をそっと捉えるような優しさがある」と語ります。小鳥が求めるのは、ただの美しさではなく、感情や瞬間そのものを捉えること。彼らの共同作業は、まさにその理念を具現化するものでした。彼女の手によって、本書は写真の美しさや深さをじっくりと伝える作品に仕上げられています。

展覧会とイベント



『サランラン』に関連する展覧会も予定されています。2025年4月29日から5月19日まで、ユトレヒトで開催される刊行記念展や、同年5月8日から6月1日までの個展、さらにトークイベントも予定されています。特にトークイベントでは、川島小鳥と俳優の臼田あさ美による対話が楽しめる予定です。

こうしたイベントを通じて、本書を手に取ることで、ソウルの街並みやその中での生活、そして人々との出会いがもたらす感情をより深く感じ取ることができるでしょう。

最後に



川島小鳥の『サランラン』は、単なる写真集を超え、心に響く言葉と情感が結びついた作品です。彼がソウルで過ごした時間の中で感じ取った「寂しさ」と「温かさ」が、写真を通して伝わります。私たちは、その中で自らの思い出や人生の一瞬を再確認し、新しい視点を得ることでしょう。

『サランラン』が持つメッセージを感じ取り、ぜひとも手に取ってみてください。


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会社情報

会社名
株式会社 青幻舎
住所
京都府京都市中京区三条通烏丸東入梅忠町9-1大同生命ビル5階
電話番号
075-252-6766

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