アーティスティックなジュエリー制作で知られるブランド、tmh.が新たに発表したコレクション「Édition Épave(エディション・エパーヴ)」は、「漂流物」をテーマにした革新のラインです。「Épave」はフランス語で「漂流物」を意味し、そこには時を超え、海を渡ってきた様々なオブジェクトへの敬意が込められています。これらのオブジェクトは偶然の運命に導かれ、唯一無二の美しさを持つ作品へと変貌します。このたびのコレクションでは、デザイナーが長年にわたって集めたこだわりのオブジェクトたちが呼び起こす“ポエジー(詩情)”を形にしています。
新しいアートピースとして誕生した「Édition Épave」は、偶然と必然の狭間で出会う漂流物のように、あなたに新たな物語を届ける存在となることを目指しています。ファーストコレクションで披露されるのは、特に象徴的な二つのモチーフです。
1.
Épave(軽石の小石) では、海を渡り流れ着いたその姿に刻印された「Épave」の文字は、漂泊の記憶をそのまま宿しています。このシンプルながらも深い意味を持つデザインは、持つ人に感動を与えることでしょう。
2.
DISTORTIONS(ケシパール) では、自然の造形美が著名な写真家アンドレ・ケルテスの作品『DISTORTIONS』と共鳴し、その美しさを称賛します。「DISTORTIONS」という文字が刻まれたこのチャームは、歪みの中に秘められた真の美を表現しています。
さらに、シルバー925を基材とし、パールやクオーツ、ラピスラズリが使われたネックレスには、アート性と機能性が見事に融合しています。マグネット仕様によるヘッドとクラスプのデザインは、現代的な美しさを引き立て、どのコーディネートとも相性抜群です。
これらのネックレスは、それぞれ126,500円(税込)で販売されています。
tmh.とは、様々な美術、文学、古典からモードにいたるまで、多角的なアプローチで成り立っているジュエリーブランドです。デザイナーの古田智彦氏は早稲田大学法学部卒業後、国内外でジュエリーデザインの技術を習得し、2001年に tmh.の活動を開始しました。2009年には東京・恵比寿にて tmh.SLEEP をオープンし、2014年には現在のアトリエや店舗である tmh.&L’INTERIEUR を開設しました。
更に、2025年にはアートスペースをリニューアルして [Vertiginey≠tmh.] として新たな挑戦をする予定です。tmh.のスタジオは東京都渋谷区恵比寿南に所在しています。
tmh. スタジオ情報
このように、新コレクション「Édition Épave」は、ただのジュエリーではなく、一つ一つが物語を持つ、アートピースとしての側面を持っています。今後の展開がますます楽しみなブランドです。