気候変動対策チャレンジ
2021-07-22 10:00:03
テクノロジーを駆使した気候変動対策チャレンジ「メルティング・ポイント」始動
テクノロジーと気候変動対策を結ぶ「メルティング・ポイント」チャレンジ
グローバルなプロフェッショナルサービス会社、ジェンパクトが今週末にロンドンで開催される「FIAフォーミュラE世界選手権ロンドンE-Prix」に合わせ、「メルティング・ポイント」と名付けられた気候変動対策チャレンジを開始しました。その目的は、地球温暖化の現実に目を向け、テクノロジーが果たす重要な役割を再認識することです。
氷のレプリカによるインパクト
「メルティング・ポイント」では、持続可能な方法で調達した氷を用いて、フォーミュラEチーム「Envision Virgin Racing」のレーシングカーを模した氷のレプリカが作られ、ロンドン名所のタワーブリッジ付近に設置されます。この氷のレプリカは、チームの本物のレーシングカーと並べられ、一般参加者がその溶ける速度を予想するコンテストが行われます。
このイベントでは、AIを活用したジェンパクトのアルゴリズムが、気温、風速、降雨量などの様々な要因をリアルタイムで計測。来場者は、氷のレプリカがどれだけの速さで溶けるのか故に、予想を楽しむだけでなく、気候変動問題についても考える機会を得ることができます。
デジタルイノベーションがもたらす変革
ジェンパクトのチーフ・デジタル・オフィサー、サンジェイ・スリバスタバ氏は、「デジタルイノベーションは、ビジネス課題にとどまらず、気候変動のような社会的な問題への取り組みにも重要です」と述べ、デジタル技術の活用が気候変動への対応にどれほど役立つかを強調しました。問題解決の中心には常にデータがあります。
参加者には特典も
フォーミュラEファンは、氷の溶ける速度を予測することで、観戦チケットや限られたグッズを手に入れるチャンスがあります。さらに、参加するたびに1ドルが非営利団体「Arctic Ice Project」に寄付され、気候変動への取り組みに貢献します。アークティックアイスプロジェクトは、環境保護のための技術開発に取り組む団体で、北極圏の海氷回復を目指しています。
共同戦線を築く
アークティックアイスプロジェクトのエグゼクティブディレクター、トム・ライト氏も「気候変動への認識を高めるこのイベントに参加できることを嬉しく思います」とコメントし、ジェンパクトの取り組みの重要性を評価しました。
Envision Virgin Racingにおいては、データを駆使し、環境に配慮したレーシングスタイルを貫いています。マネージング・ディレクターのシルヴァン・フィリッピ氏は、「気候変動との戦いは人類が勝たねばならないレース」と語り、データを活用することでチーム全体が勝利を目指して努力していることを強調しました。
環境への配慮も
「メルティング・ポイント」は、持続可能性を向上させるためにA Greener Festivalからカーボンニュートラル認定を受けており、溶けた氷は地元のコミュニティ・ガーデンへの水やりにも再利用されます。これにより、地域コミュニティとの連携を強め、資源を有効活用しています。
未来に向けた一歩
「メルティング・ポイント」は、気候変動枠組み条約の国連会議(COP26)を接点とし、呼びかけを行う重要なイベントです。7月21日には、SNSでコンテストが開始され、詳細はジェンパクトの公式サイトやTwitterで発表されます。
このイベントを通じて、多くのファンや一般市民が気候変動問題への理解を深め、行動を起こすきっかけとなることが期待されます。ジェンパクトとEnvision Virgin Racingは、情熱的なフォーミュラEファンと共に、気候変動に立ち向かう新たな取り組みを注目されること間違いありません。
会社情報
- 会社名
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ジェンパクト株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-6-5丸の内北口ビルディング
- 電話番号
-
03-6688-7306