地域交流の新しい形!街なかプレゼンテスト
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校(東京都多摩市)では、地域とのつながりを深めながら生徒たちの学びを育むユニークな試みが行われています。その名も「街なかプレゼンテスト」。これは、多摩センター駅前の路上で行われるプレゼンテストで、学生が地域の視点で発表を行い、一般市民からのフィードバックを受けるという形式です。
教育のイノベーション
多摩大聖ヶ丘は、「学びを楽しむ」を教育の理念として掲げ、教員の資質向上にも力を入れています。この学校の特徴的な取り組みは「超実践的地域探究学習」であり、地域と連携した課題解決を目指しています。特に多摩市役所との連携は、学校での学びをリアルな社会に結びつける重要な要素となっています。毎週水曜日の午後には、探究学習のための特別時間が設けられており、市役所の職員がサポートに訪れるという点でも、プライベートな校風を超えた価値を創出しています。
街なかプレゼンテストの概要
今年で4回目となる街なかプレゼンテストでは、高校1年生が「多摩市フィールドワーク~課題発見編~」に取り組み、6人1組のグループに分かれ、地域探しや住民へのインタビューを行う中で、地域が抱える問題を見つけ出します。生徒たちは、それらの課題を解決するためのアイデアを考え、最終的には実践的な提案を行います。
当日は体育館でのプレゼンテーションセッションとその後の街中での発表が行われ、地域の市民が評価者となります。偶然通りかかった方々が審査に参加することで、発表は多様な視点を持つ人々によって評価されます。この形は、市民と高校生の双方向の学びが生まれる場となっています。
地域との強い絆
多摩市でのこの活動は、地域の人々にとっても新しい発見の場となります。高校生の視点を通じて、地元の課題や可能性を見つめ直すチャンスでもあり、地域活性化へ向けた実践につながります。市民は生徒たちの思考や姿勢から学び、高校生も市民の反応を受けることでより良い提案へと進化するのです。
今後の予定
今年の街なかプレゼンテストは、以下の日時で実施されます。
- - 場所: 多摩センター駅前パルテノン大通り(パルテノン多摩前)
- - 日時: 2025年11月26日(水)14:00~16:00
(雨天の場合は中止)
地域と共に育つこの試みをぜひ見に来て、高校生たちの情熱を感じ取ってみてください!共に学びあうことで新たな地域振興の可能性が広がります。