核軍縮広島研修
2025-01-28 13:04:48

国連ユニタールが広島で核軍縮研究を実施し国際外交官が参加

国連ユニタールによる核軍縮・不拡散広島研修の開催



国連訓練調査研究所(ユニタール)は、一般社団法人国連ユニタール協会との共催で、2025年2月3日から8日まで、アジア太平洋諸国からの外交官を迎え、「核軍縮・不拡散(NDNP)広島研修」を実施します。この研修は世界的な核問題に対する理解を深め、外交能力を向上させることを目的としています。

参加国と日程



今年度は特にカザフスタンやマーシャル諸島など、核実験の影響を受けた国々を含む14か国の外交官が参加する予定です。日程は広島で2月3日から7日、東京で8日となっており、広島平和記念公園や資料館の訪問を通じて、被爆の実情を学ぶ機会が設けられています。また、2月9日には東京で関連イベントも実施される予定です。

研修内容



研修では、核軍縮の専門家による講義や、核被爆者の体験談が広く語られます。特に、核兵器不拡散条約や核兵器禁止条約に関する交渉技術を磨くための講義が行われ、国際的な専門家が研修講師として参加します。また、VRを用いた広島平和記念公園のガイドツアーや、地域若者との公開イベントも予定されています。

核軍縮の重要性



2025年は原爆投下から80周年を迎えるにあたり、核兵器の使用リスクや武力紛争による人命の損失が未だ懸念されています。国連にとって、核軍縮は最優先事項であり、持続可能な平和の実現に向けた重要なステップとされています。この研修を通じて、外交官たちは世界的な核問題についての知識を深め、核兵器の人道的影響に関する理解を高めることが期待されています。

研修の背景



国連ユニタールは2015年以降、広島での核軍縮および不拡散に関する研修を9回実施しており、これまでに150名以上の外交官が参加してきました。本研修は、国際原子力機関や国連軍縮研究所、長崎大学核兵器廃絶研究センターなど、国内外の専門機関と連携して行われています。広島の歴史的背景を活かしたこの研修は、核軍縮の重要性を認識し、それに基づくリーダーシップを育成することを目的としています。

市民との連携



本研修期間中、国連ユニタールは市民とともに核軍縮の重要性を考えるから社会的なイベントも企画しています。これを通じて、一般市民も核兵器問題に対する理解を深めることを目指しています。より多くの人々がこの問題の重要性を感じ、考える機会を持つことは、持続可能な平和の実現につながるでしょう。


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会社情報

会社名
国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所
住所
広島県広島市中区中島町3番25号ニッセイ平和公園ビル8階
電話番号
082-236-3808

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