鎌倉インテルがスポーツ庁のDX推進報告書に掲載
鎌倉インターナショナルFC(以下、鎌倉インテル)が、スポーツ庁が発行した「令和6年度 スポーツ団体のDX推進に向けた手引き・事例集 報告書」において注目されるスポーツ団体の一つとして事例が紹介されました。この報告書は、スポーツ界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するために作成されたもので、先進的な取り組みを行う団体の実例が示されています。
スポーツ団体のDX推進の意義
報告書の目的は、スポーツ団体や民間企業によるデジタル技術の活用を通じて、スポーツの価値を高め、新たなビジネスモデルの創出や産業成長を目指すことです。この取り組みは、第3期のスポーツ基本計画に基づいており、先進技術やデジタル技術の導入が重要視されています。報告書には、全国から選ばれた14のスポーツ団体のDXの事例が紹介され、特に川崎フロンターレと鎌倉インテルの2団体がサッカー界を代表する形で選出されました。
鎌倉インテルの取り組み
鎌倉インテルが採用した先進的なダイナミックな取り組みは、主に以下の3つのポイントに基づいています:
1.
Web3技術の活用: 資金や人材に制約のある小規模団体でありながら、Web3技術を駆使し、投資負荷の少ない取り組みを実現。これによりファン層が拡大し、収益基盤が強化されました。
2.
NFTやトークン施策: デジタル施策にはNFTやトークンを用いたものが含まれ、話題性と収益性を兼ね備え、多くのファンを惹きつけることに成功しました。これにより新しいファン層の獲得が進みました。
3.
独自のITツール: 一般的なITツールだけでなく、独自にリサーチを行い、業務の効率化と働き方改革を同時に推進。このような取り組みが報告書に評価される要因となりました。
オーナーのコメント
鎌倉インターナショナルFCのオーナー、勝碕俊行氏は、「『CLUB WITHOUT BORDERS』という理念のもと、子供たちや地域の人々と共に成長するクラブを目指しています。限られた資金を最大限に活用し、迅速かつ正確な判断で進めることが求められます。デジタル技術を駆使しながら、今後も持続可能なクラブ運営に取り組んでいきます」とのコメントを寄せています。
鎌倉インターナショナルFCの概要
鎌倉インターナショナルFCは2018年に設立され、現在は神奈川県社会人サッカーリーグ1部で活動しています。クラブの設立目的は、サッカーを通じて日本を国際化すること。ビジョンは「CLUB WITHOUT BORDERS」であり、人種や性別、宗教を超えて、すべての人を受け入れるクラブを目指しています。また、海外で活躍する人材の育成にも力を入れています。
スタジアムと地域貢献
鎌倉インテルはスタジアムにおいても地域貢献を促進しています。「みんなの鳩サブレースタジアム」通称鳩スタは、地域イベントや健康教室など様々な活動を通じて、多くの人々をつなぐ場となりました。2024年には新たに「ゴールドクレストスタジアム鎌倉」がオープン予定で、より多くの地域の人々と結びつくことが期待されています。クラブは地域のウェルビーイングなまちづくりにも積極的に貢献していく方針です。
まとめ
鎌倉インターナショナルFCの先進的な取り組みは、DX推進の好例であり、他のスポーツ団体にも影響を与える可能性を秘めています。今後もこのクラブの動向には大いに注目です。