WRC氷雪ラウンドを支えた2種のウインタータイヤ
2026年のFIA世界ラリー選手権(WRC)が幕を開け、1月の「ラリー・モンテカルロ」と2月の「ラリー・スウェーデン」という2つの氷雪ラウンドが行われました。この2戦では、ハンコックタイヤが特設のウインタータイヤを投入し、各レースの路面特性に応じたパフォーマンスを発揮しました。
ラリー・モンテカルロとWinter icept SR20
ラリー・モンテカルロは、ドライ・ウェット・シャーベット・ブラックアイスが混在する非常に戦略性が求められるレースです。このレースのために設計されたウインタータイヤが「Winter icept SR20」です。これらのタイヤは、低温でも柔軟性を保つコンパウンドと、氷、雪、濡れたアスファルトを横断的にカバーするトレッド設計により、高いグリップ力とコントロール性を提供します。
特にモンテカルロでは、路面が部分的に凍結しているセクションがあり、ドライバーにとってはタイヤ選択が勝敗のカギとなります。Winter i
cept SR20は、寒冷な環境下でも安定したパフォーマンスを発揮し、全体を通して大きなトラブルもなく競技を支えました。
ラリー・スウェーデンとWinter i
pike SR10W
次に、「ラリー・スウェーデン」はWRCカレンダーの中で唯一、全面が氷雪で覆われたレースです。この大会では、スタッド仕様の「Winter i
pike SR10W」が使用され、特に氷上でのグリップ力を追求しています。FIA規定に基づく厳格な設計により、スタッドの形状や配置が慎重に管理されています。
SR10Wのトレッドパターンに埋め込まれたスタッドピンが氷に食い込み、安定したトラクションを生成します。これにより、氷上での最高速度が200km/hに達するような状況でも、安定した走行性能が実証されました。大会中には空気圧の調整が行われましたが、タイヤ自体にはトラブルが見られず、安定性が保証されました。
モータースポーツと市販タイヤの関係
ハンコックタイヤは、モータースポーツでの経験と得られた走行データを冬用タイヤの開発に活かすために継続的に検証を行っています。これにより、競技で求められる氷上トラクションや安定した挙動特性を、一般道での走行データとして応用しています。
日本国内では、乗用車向けのスタッドレスタイヤ「Winter icept iZ3 (W636)」を販売中で、氷雪路面での安心感と日常的な扱いやすさを兼ね備えたモデルとして展開しています。ハンコックタイヤは、モータースポーツでの蓄積を基に、今後もウインタータイヤの性能向上に努めていくでしょう。
製品詳細と情報
当レースで使用された製品のサイズや仕様については、公式ウェブサイトで確認することができます。詳細な情報を通じて、自分に合ったタイヤ選びの参考にされてはいかがでしょうか。