アニメ文化を未来へ繋ぐ「サステナブル原画」プロジェクト
アニメーションの原画は、日本の文化の宝です。しかし、その大切な財産が散逸したり、海外に流出する危険が高まっています。これを受けて、株式会社EGG FIRMが立ち上げたのが「サステナブル原画」プロジェクトです。このプロジェクトは、人気アニメ『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』や『お兄ちゃんはおしまい!』の原画を長期的に保管し、ファンが楽しむことができる形で提供する新しい取り組みです。
プロジェクトの背景
近年、手書きのアニメ原画やセル画は美術的価値が高まっています。ところが、多くの制作スタジオでは、保管場所の不足から放送終了後に原画が破棄されることが一般的でした。デジタル制作が進化する中、物理的なアートワークが消えつつある今、EGG FIRMは原画の保管方法を模索し始めました。そこで注目したのが、NFT(非代替性トークン)技術です。この技術を活用し、リアルな複製原画と組み合わせることで、ファンが直接原画を守る活動に参加できる仕組みを作りました。
プロジェクトの特徴
1.
ユーザー支援型の原画保管
購入できるデジタルアイテムは、すべて原画が現存するカットから選ばれています。ファンは、自分の好きなキャラクターやシーンの保管に貢献できるのです。
2.
「複製原画発行権」の付与
購入したデジタルアイテムには、複製原画発行権が付帯しています。保有者は有償で印刷申請が可能となり、シリアルナンバーと名前が入った複製原画を得ることができます。この仕組みにより、ユーザー間での流通も可能になります。取引で得られる収益も原画保管に使われます。
3.
唯一無二の原画へ
デジタルアイテムの二次流通を行わない限り、複製原画は唯一無二の価値を持ちます。購入者が持つデジタルアイテムからは印刷が可能な回数は1アカウントにつき1回と制限されています。この形で、原画の価値が保たれます。
販売について
プロジェクトの開始にあたり、AnimeJapan 2026の会場では定額販売が行われ、販売サイトではオークション形式の販売も行われます。また、記念として原画制作の著名アーティストによる描き下ろしアート作品も販売される予定です。
会社情報
株式会社EGG FIRMは、アニメーションの企画・制作を主な事業とし、関連するライセンスや投資も手掛けています。設立は2015年ですが、アニメ文化を守るための新たな取り組みとして、サステナブル原画プロジェクトはその重要な一歩となるでしょう。公式サイトやSNSを通じて、ファンの皆さんの参加をお待ちしています。
このプロジェクトにより、アニメーション文化の原点である原画を未来へと繋いでいく動きに、多くのファンが参加できることを期待しています。原画を守るための支援が、持続可能なエコシステムを作り上げていくでしょう。