最近、株式会社enechainが提供するオンライン電力取引プラットフォーム「eSquare Live」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。このプラットフォームは、リアルタイムでの電力取引を可能にする画期的な仕組みを持っており、発電事業者や電力小売業者、トレーダーの間で急速に広まりつつあります。
「eSquare Live」は、現物から先物まであらゆる商品をオンラインで取引できるスペースを提供しており、特にそのデザインが評価されています。今年の10月9日にサービスを開始したこのプラットフォームは、初見でも取り扱いが簡単で、使い込むことでよりスムーズに操作できるような設計が特徴です。ユーザーが簡単に目指すアクションに到達できるよう、情報を整理したUI(ユーザーインターフェース)が採用されています。
デザインにおいては、特に「必要な機能は一つの画面に詰め込まない」という方針を重視。これにより、快適に利用できるアクションと、必要な情報を同時に表示させることが難しくなることを防いでいます。また、多くの市場参加者からの初期フィードバックを基に、UX(ユーザーエクスペリエンス)が継続的に向上してきました。
グッドデザイン賞の審査員からは、本サービスが変動の激しい卸電力市場に対する革新的なソリューションであると評価されました。プラットフォームは高い拡張性を持ち、初心者から経験豊富なブローカーまで幅広いニーズに応えられるよう設計されています。その結果、初心者でも手軽に扱える直感的なUIが実現され、ユーザーはリアルタイムデータやカスタマイズ可能な機能を自由に選択し、使うことが可能です。
グッドデザイン賞の背景には、1957年に設けられた日本を代表するデザインの評価制度があり、特に社会の課題解決に貢献するデザインを推奨することを目的としています。受賞のシンボル「Gマーク」は、優れたデザインの象徴として広く知られています。これを受けて、enechainは、電力から燃料、環境価値に至るまで、エネルギーの価値を誰でもアクセスできるフェアなマーケットで提供することに努めています。
また、昨年から取り扱いを始めた環境価値取引においても、累計取引量が著しく増加しており、脱炭素社会の実現を後押しする取り組みも進行中です。今後もenechainは、大規模でなければならない市場の構築に引き続き取り組む意向を示しています。
今後の動向にも注目が集まる「eSquare Live」。革新的な電力取引の未来を担う存在として、これからの展開が期待されます。