インタセクト、中国大手EC「JD.com」で成長を実現
東京都千代田区に本社を構えるインタセクト・コミュニケーションズ株式会社は、
日本が誇る製品の魅力を中国市場に届けるために、JD.com(京東)の国家館内「日本優選館」を運営しています。
この度、同社は中国の大型ECセールイベント「618大促」での成功を収め、海外越境店舗の成長率ランキングにおいて第5位にランクインしました。
「618大促」の概要と「日本優選館」の成果
618大促は、毎年6月18日に開催される中国最大級のECセールイベントで、今年も多くの国と地域の店舗が参加しました。
その中で「日本優選館」は、イタリア、香港、オーストラリア、デンマークの各公式ショップに次いで第5位になるという素晴らしい結果を出しました。
この成績は、商品の魅力だけでなく、プロモーション戦略や配送の信頼性など、企業の総合力が評価されたものです。
日本製品の需要と市場の課題
近年、中国市場における日本製品の人気は高まりを見せており、特に食品やコスメ、日用品、酒類に対する需要は根強いです。しかし、現地市場へのアクセスにおいては物流や法規制、言語の壁など、多くの課題が立ちはだかります。
これらの問題を克服するため、インタセクトはJD.comの国家館制度を活用して、公式旗艦店「日本優選館」を運営しているのです。この店舗は、日本国内で唯一JD.comから国家館の認定を受けており、中国市場に特化した販売チャネルを提供しています。
幅広い商品ラインナップと販促施策
「日本優選館」では、和菓子やスナック類、コスメ、個人ケア製品、清酒など、多岐にわたる商品を取り扱っています。ここでは特に中間富裕層や都市部の若者がターゲットとされ、支持を集めています。
この店舗の特徴は、単なる掲載販売にとどまらず、ライブコマースやSNSとの連携、特売キャンペーンなどを通じて、効果的なプロモーションを実施しているところにあります。「売れる仕組み」を意識した運営が功を奏し、高い成長率を維持しています。
未来の展望と支援体制
今後、インタセクトは「日本の商品を中国で売りたい」と考える企業に対し、単なる販売チャネルの提供に留まらず、商品展開やプロモーション、SNS活用、消費者データ分析を一元的に支援します。
お菓子やコスメ、清酒、アパレルなど、既に成功事例も多数存在し、越境EC未経験の企業でも参入しやすい体制が整っています。
今回の成果を受け、インタセクトは日本の優れた商品と文化を更に多くの中国消費者に届けることを目指しています。
会社概要
d@@@・インタセクト・コミュニケーションズ株式会社
・設立:2000年
・所在地:東京都千代田区神田小川町3丁目1番地B・Mビル2F
・事業内容:中国向け越境ECやプロモーション支援など
インタセクトは、10以上の拠点を有し、グループ全体で約1,000名の従業員を擁しています。
今後も、様々な分野での人材育成や事業展開を進め、日本と中国の架け橋となる存在を目指していきます。
【参考】
JAPAN MALL事業詳細 - ジェトロ