株式会社メディ・エンジンの新たな取り組み
株式会社メディ・エンジンが展開する外国人向けオンライン診療プラットフォームは、訪日外国人や在留外国人が安心して医療を受けられる環境を整えるべく、最近新たに始動しました。これにより、医療サービスの提供がよりスムーズになることが期待されています。また、同社はAI-DataScience株式会社の倉橋一成氏を社外CTOに迎え、技術面の強化を図ります。これにより、AIを活用した診療システムの導入が進み、より的確な医療支援が可能となります。
医療の現状と課題
外国人が日本で医療を受ける際、言語や医療制度の違いにより、適切な医療機関へのアクセスが難しい場合が多々あります。このような背景から、メディ・エンジンは、外国人が安心して受診できるようなプラットフォームの構築を目指しています。
ボーダレスな医療アクセスを実現
本プラットフォームの特徴は以下の3点です。
1.
多言語対応オンラインクリニック:日英中など、最大7言語に対応。初診からのフォローアップまで、外国人患者をサポートします。
2.
専門病院への受診サポート:必要に応じて適切な病院への紹介から予約までを一貫して行います。
3.
AI電話システムの導入:母国語で症状を伝えることができるAI電話システムの開発を進め、迅速かつ安価での診療体験を提供します。
この構造により、患者はスムーズに医療機関にアクセスできるようになります。これは、医療従事者の負担軽減にも寄与することが期待されています。
倉橋一成氏の参画
AI技術の導入を加速させるために、メディ・エンジンは倉橋一成氏を社外CTOとして招きました。倉橋氏は、医療業界におけるAI研究を長年行ってきた経験を持ち、医療以外の分野でも経営コンサルタントとしての経歴があります。今回は、国際的な医療支援の向上を図り、AIとデータを活用して社会課題を解決する方向性で事業を進めます。
島根県からの支援
また、本プラットフォームへのAI活用は、島根県のヘルステック補助金事業に採択されました。これにより、外国人患者のニーズや実態調査、AI電話システムの精度向上に必要なデータ収集などが資金面で支援されます。これにより、外国人診療の環境整備が進むことが期待されており、ひいては地域活性化にも寄与することが見込まれています。
展望
メディ・エンジンは、AI技術を活用した多言語対応の問診サービスを通じて、誰もが安心して医療を受けられる未来の実現を目指しています。これからも、日本全国で外国人の健康が守られ、地域社会が活性化する社会を作るために努力していく所存です。
会社情報
- - 会社名:株式会社メディ・エンジン
- - 所在地:東京都港区芝大門2-8-5 MHKビル4階
- - 代表取締役:東 貴大
- - 公式サイト:メディ・エンジン