熊本で半導体人材育成
2025-12-24 11:55:34

半導体産業が成長を遂げる熊本・日研トータルソーシングの人材育成の取り組み

産学連携が生み出す新たな人材育成の場



近年、熊本県では半導体産業の成長が著しく、全国から注目される地域となっています。この背景には、半導体関連企業の進出や、教育機関との連携が大きな役割を果たしています。その中で注目を集めているのが、日研トータルソーシング株式会社です。東京都大田区を本社とする同社は、人的資本を重視した様々な人材育成プログラムを展開し、熊本の半導体産業の発展に寄与しています。

熊本県立玉名工業高等学校への派遣実習



2023年12月9日、日研トータルソーシングは熊本県立玉名工業高等学校の機械科1年生40名を対象に、半導体エンジニア派遣実習を行いました。実習では、当社の熊本テクノセンターにおいて、安全で実践的な演習を通して生徒たちに機械のメンテナンスや空圧回路の実習を指導しました。

生徒たちは実際に使う機器に触れ、基礎的な技術を習得する機会を得ました。実習後には、「機械保全について詳しく学べた」「メンテナンスの仕事にやりがいを感じた」といった感想が寄せられ、学生たちの意識に変化が見えたことが印象的です。

熊本テクノセンターの教育の役割



日研トータルソーシングは2023年に熊本テクノセンターを半導体教育専用の施設として拡張しました。このセンターでは、故障調査やメンテナンスに関する知識と技術を兼ね備えた人材を育成しています。また、特許を取得した半導体搬送演習装置を研修に導入し、実践的な学びを提供しています。

このように、同社は熊本県教育委員会とも連携し、熊本県内の高校生向けの半導体関連研修を定期的に実施しています。今後も、多様な教育機関と協力しながら、高品質な教育を通じて人材不足の解消に貢献していく意向です。

今後の取り組み



日研トータルソーシングは、2026年1月には普通科生徒を対象とした熊本県立高校生向けの半導体研修を予定しており、さらには同年2月には教職員向けの研修も行う計画です。これは、県内における半導体産業の人材育成に向けた取り組みの一環として位置づけられています。

研修内容は多岐にわたり、空圧回路やLED点灯回路の作成といった具体的な実習を通して、生徒たちが実践的なスキルを習得できるよう工夫されています。実際の業務に即したプログラムを通じて、生徒たちは半導体業界で働くことへの理解を深めることができます。

最後に



熊本県の半導体産業は急速な成長を遂げていますが、それに伴って人材の確保と育成が急務となっています。日研トータルソーシングは、産学連携の強みを活かし、地域の未来を担う人材の育成に貢献していくことでしょう。これからの研修により、多くの学生が半導体産業で活躍する貴重な人材へと成長していくことが期待されます。


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会社情報

会社名
日研トータルソーシング株式会社
住所
東京都大田区西蒲田7‐23-3日研第一ビル
電話番号

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