城田圭介個展
2019-12-03 18:00:05
茅ヶ崎市美術館で開催中の城田圭介個展の魅力と作品紹介
城田圭介 個展 「写真はもとよりPAINT, SEEING PHOTOS」
茅ヶ崎市美術館にて、国内美術館として初めての個展「城田圭介 -写真はもとよりPAINT, SEEING PHOTOS-」が開催されています。本展では、写真と絵画が融合した多様な作品群が約200点展示されており、訪れる人々を新たな視点へと誘います。
城田圭介は、スナップ写真を起点として架空の風景を描く独自のスタイルを確立しています。この展覧会ならではの見どころは、彼の作品が持つ「静けさ」や「存在しない何か」にあります。
作品の魅力
物語を感じさせる作品の数々は、ただの写真や絵にとどまらず、観る者に深い思索を促します。例えば、油彩やアクリルを使用した作品《A SENSE OF DISTANCE #12》では、写真に基づいた架空の風景が描かれ、現実と虚構の境が曖昧になります。また、写真の中の人物をその背景の描写で埋める《Background #22》という作品は、存在と無の対比を見事に表現しています。
さらに、人物だけを抽出し描かれた《Panorama (Acropolis of Athens)》では、心の奥底にある感情や記憶を呼び起こす力を持っています。これらの作品は、何気ない日常や思い出をことさら意識させられるものであり、鑑賞者にとって自分自身を見つめ直す場となるでしょう。
展覧会の概要
本展は2019年12月14日から2020年2月11日までの期間、茅ヶ崎市美術館の展示室1・2・3で開催されます。開館時間は一般であれば600円(20名以上の団体は500円)、大学生は500円(団体料金は400円)ですが、高校生以下や障害者、またその介護者は特にを無料で入場可能です。
休館日は月曜日ですが、1月13日は特別開館されるほか、12月28日から1月3日、1月14日は休館となります。お車でのアクセスも可能ですが、駐車場を利用する際はGoogleマップで「茅ヶ崎市美術館駐車場」を設定してお越しください。
最後に
美術館を訪れるさいに得られるのは、視覚芸術の魅力だけではありません。城田圭介の独自のアプローチによって生み出された作品は、我々に普段の生活では気づかない多くのことを考えさせます。静けさの中に潜む深い意味と情感を感じることができる貴重な体験が得られるでしょう。ぜひこの機会に美術館を訪れて、彼の作品に触れてみることをお勧めします。
会社情報
- 会社名
-
茅ヶ崎市美術館
- 住所
- 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
- 電話番号
-
0467-88-1177