エンディングプラットフォーム「SouSou」が資金調達で新たなサービス展開へ

エンディングプラットフォーム「SouSou」が新たな一歩

エンディングプラットフォームアプリ「SouSou」を運営する株式会社そうそうは、最近の資金調達において日本通信株式会社およびウェルネット株式会社との事業連携を通じて約3000万円の出資を受け、これにより累計調達額が3億円を突破しました。新しいエンディングプラットフォームの展開を加速するこの一歩には、社会的な重要性が込められています。

資金調達の背景

高齢化社会が進む中、「終活」は今や多くの人々が直面する課題となっています。特に、遺族にとっては契約の整理や相続手続き、香典の手配など、数多くの手続きが負担となります。これら多くはアナログで行われているため、心身の負担が大きく、情報漏れや不正利用のリスクも高いのが現状です。このような課題に対処するため、株式会社そうそうは、ライフエンディングデータを活用し、終活を社会全体で支える新しい仕組みを開発しています。

「SouSou」の仕組み

「SouSou」は、テクノロジーを駆使して「確かな本人性」と「逝去したという事実」を担保した、ライフエンディングデータを管理する独自のプラットフォームです。この仕組みにより、利用者は自らの意向をアプリ上で安全に保存し、遺族の手続きをスムーズに進めることができます。

ライフエンディングデータの生成

1. 本人確認による情報登録：アプリでマイナンバーカードを使って本人確認を行い、関連情報を記録します。これにより、正確な意向情報が蓄積されます。
2. 逝去の確実な検知：システムが利用者の逝去を自動で検知し、指定された管理者と連携します。
3. 外部サービスとの連携：本人の明確な同意に基づき、必要な情報を安全に外部と共有します。

事業連携の構想

今回の資金調達により、2社との連携を進め、終活関連の手続きをオンライン化する新しいサービスの構築を目指します。日本通信株式会社とは、携帯電話契約の解約や名義変更手続きをオンライン化する準備を進めています。ウェルネット株式会社とは、香典や弔電をオンラインでやりとりできる仕組みを模索中です。

今後の展望

株式会社そうそうは、「SouSou」アプリを通じて、生活の質を向上させるためにさまざまな企業と連携していく方針です。これにより、安心して人生の最期を迎えるためのサポートを提供し、社会全体で終活をサポートする体制を整えます。特に、デジタルによる新しい形のコミュニケーションが生まれることに期待が寄せられています。