新刊書『二酸化炭素・水素分離膜の開発と応用』が普及版として発売
2024年11月7日、低炭素化社会と水素社会実現のためのキーテクノロジーとして注目される
二酸化炭素・水素分離膜に関する新刊書が普及版として発刊されます。この本は、これらの分離膜と関連技術について体系的にまとめられた一冊であり、持続可能な社会を作るうえでの重要な資料といえるでしょう。
この普及版は、初版からの淘汰を経て、お求めやすい価格設定がされており、環境問題に対する理解を広めるために多くの方に手に取ってもらいたい一冊です。書籍の価格は4,840円(税込み)で、B5判・291頁のしっかりとした内容となっています。ISBNコードは978-4-7813-1782-3です。
著者と監修
著者には、工学院大学の中尾真一氏、山口大学の喜多英敏氏をはじめ、各大学と研究所のエキスパートが名を連ねており、計33名の専門家がその知識と経験を基に執筆しています。これにより、本書は分離膜の研究と応用に関して信頼性の高い情報源となっています。
内容概要
本書は三部構成になっており、各章では分離膜の技術、実用化プロセス、膜反応器に関する最新の知見を詳述しています。
第Ⅰ編:二酸化炭素・水素分離膜の開発と応用
最初のセクションでは、分離膜の基礎から応用に至るまでの内容が広がります。特に高分子膜、無機膜、そしてイオン液体膜など多岐にわたる膜技術について解説されており、各材料の特性や性能についても詳述されています。
第Ⅱ編:分離膜の実用プロセス
次に、実際のプロセスに焦点を当て、さまざまな膜技術を用いた二酸化炭素分離の具体的な手法を紹介します。特に、エボニック製のガス分離膜やゼオライト膜の応用例が議論されており、実ビジネスにおける実績も含まれています。
第Ⅲ編:膜反応器の新展開
最後のセクションは膜反応器に関する内容で、メタン水蒸気改質膜反応器やアンモニア分解膜反応器など、先進的な技術とその応用について述べています。これにより、膜技術がどのようにしてエネルギー効率の向上や環境負荷の軽減に寄与するかを示しています。
まとめ
この書籍は、環境問題の解決に貢献したいと考えている学生や研究者、企業の技術者にとって、今後の研究・開発に役立つ情報が満載です。まさに、持続可能な未来を築くための必携書ともいえるでしょう。
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