日野市、省エネ家電購入補助金を支給開始！エアコン・冷蔵庫買換えでCO2削減へ

日野市、省エネ家電購入補助金でCO2削減へ！

日野市は、家庭における二酸化炭素排出量削減のため、省エネルギー家電への買い替えを促進する補助金制度を開始しました。
この取り組みは、家庭部門が日野市のCO2排出量に大きく貢献しているという現状を踏まえ、特に電力消費量の多いエアコンと冷蔵庫に着目。高効率モデルへの買い替えを支援することで、市民の電気料金負担軽減と環境負荷低減を目指しています。

補助金の概要

この補助金は、省エネ性能の高いエアコンと冷蔵庫を購入し、日野市内の自宅に設置した市民を対象としています。補助金額は購入・設置費用（税抜）の4分の1で、上限は2万円です。

対象者

令和6年4月1日～令和7年1月31日の間に購入・設置完了
申請時点で日野市に住民登録あり
日野市内の小売店で新品の省エネエアコン・冷蔵庫を購入
自宅への設置
同一年度内に同一世帯で補助金の受給がない

対象製品

エアコン

統一省エネラベル（目標年度2010年度）★4以上
統一省エネラベル（目標年度2027年度）★3以上（冷房能力3.6kW以上の場合は★1.5以上も可）

冷蔵庫

省エネ基準達成率100％以上（省エネ性マークがグリーン色）

申請方法と期間

申請期間は令和7年2月28日（必着）までです。予算額に達し次第終了となります。申請方法は、WEB申請と郵送申請の2種類から選択できます。WEB申請は、専用のフォームを利用します。

カーボンニュートラル実現に向けた取り組み

この省エネ家電補助金事業は、令和5年度に開催された「日野市気候市民会議」での提言に基づいています。この会議は、市民の意見を反映した多角的な視点から、カーボンニュートラル実現に向けた対策を検討する場として開催されました。会議では、様々な専門家や企業関係者からの情報提供を受け、市民参加による活発な議論が行われ、最終的に具体的な政策提言がまとめられました。

会議の参加者は、日野市全域の人口構成を反映するため、住民基本台帳からランダムに抽出された市民の中から選定されました。この手法は「ミニ・パブリックス」と呼ばれ、市民の意見を政策に反映させる効果的な手段として注目されています。

日野市は、この会議の提言に基づき、「気候変動対策施策ロードマップ」を策定し、カーボンニュートラル目標達成に向けて積極的に取り組んでいます。省エネ家電補助金事業はそのロードマップにおける重要な取り組みの一つと言えるでしょう。

まとめ

日野市の省エネ家電補助金は、市民一人ひとりが環境問題への意識を高め、積極的に行動を起こすための強力な支援策です。この補助金を通じて、日野市はCO2排出量削減と市民生活の質向上という両方の目標を達成しようとしています。この取り組みは、他の自治体にとっても参考となるモデルケースとなる可能性を秘めています。