コドモン、請求管理機能に新機能を追加
株式会社コドモン(東京都品川区、代表取締役CEO:小池義則)は、2025年9月3日から、保育・教育施設向けICTシステム「CoDMON」において、請求管理機能「いつでも請求」に「ゲスト請求機能」の新たなオプションを実装することを発表しました。この新機能により、保護者が専門のアプリを利用していないケースでも、一時保育に関する請求業務がスムーズに行えるようになります。
一時保育の需要増加に備えた対応
2026年度から本格的に導入される「こども誰でも通園制度」の影響で、一時保育を利用する家庭が増えると予想されています。それに伴い、育成施設は保育料に関する請求業務や集金手続きの業務を効率化する必要があります。コドモンが実施した調査によると、保育現場では現金回収に関する問題が多く挙げられています。特に「未払い者の管理や督促」、「集金や金額確認の手間」、「現金を保管するリスク」がこの問題の主な要因です。
これらの課題に対処するため、コドモンはこれまでのシステム提供をさらに発展させ、保育士の業務負担を軽減することを目的としています。保育士の事務作業にかける時間は全体の33%に達し、1か月あたり平均63時間もこの業務に費やされているという現実があります。このような背景から、コドモンは業務の自動化と効率化を重視し、業界シェアNo.1の実績を持つ「CoDMON」を通じて支援しています。
機能の詳細とメリット
「いつでも請求」は、保育施設が任意のタイミングで保護者に請求書を送信できる機能です。特に、口座振替を利用できない場合や、臨時の請求が必要な場合に便利です。この度追加されたゲスト請求機能では、一時保育を利用する保護者に対しても、QRコードを利用してスムーズな請求が可能になります。
具体的には、施設側で生成した請求書にQRコードをつけて、保護者がこれを読み取ることで、すぐに支払い画面にアクセスできる仕組みとなっています。クレジットカードでのキャッシュレス決済にも対応し、決済が完了した際には、自動で送信されるメールにて支払いの明細を確認することができるため、利便性の面でも大きな進展が見られます。
コドモンの取り組み
コドモンは「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」というミッションを掲げています。この思いの下、保育・教育機関向けICTシステムの提供だけでなく、オンライン研修プラットフォームや優待プログラムなど、複数のサービスを展開し、施設の運営を支援しています。これにより、職員はより多くの時間を子どもたちと向き合うことができ、高品質な保育環境を持続できるようになることを目指しています。
まとめ
新しく追加された「ゲスト請求機能」は、多くの保護者にとっての負担を軽減し、保育士にとっても業務を効率化させる助けとなるでしょう。今後も、コドモンは利用者の声を反映させながら、機能の改良や新たな決済手段の充実を進め、より快適な保育環境を実現していく所存です。