地域をつなぐ新たな取り組み、カンセキの衣類回収サービス
栃木県・茨城県でホームセンターを展開する「カンセキ」が、資源循環サービス「PASSTO」を導入したことを発表しました。この取り組みは、地域の衣類や雑貨などの不要品を回収し、再利用を促進することを目的としたものです。
PASSTOとは?
「PASSTO(パスト)」は、"PASS TO"を縮めた造語で、「次の人に渡す、未来へつなぐ」という意味を持ちます。不要品を集め、それを適切に選別し、リユースやリサイクルにつなげることによって、持続可能な社会を目指しています。これにより、地域の人々が使わなくなった物を簡単にリサイクルできる環境を整えています。
実施概要
今回の取り組みでは、2024年8月15日から「カンセキ今市店」での「PASSTO」導入を開始し、2025年3月17日からは栃木・茨城県内の5つのカンセキ店舗でも衣類や雑貨、ホビー用品の回収が始まります。
具体的には以下の6店舗での実施が決まっています。
- - カンセキ 今市店 - 栃木県日光市今市1027-5(2024年8月15日開始)
- - カンセキ 駅東店 - 栃木県宇都宮市元今泉5-12-3(2025年3月17日開始)
- - カンセキ 真岡店 - 栃木県真岡市白布ケ丘7-8(2025年3月17日開始)
- - カンセキ 新鹿沼店 - 栃木県鹿沼市万町969(2025年3月17日開始)
- - カンセキ 栃木そのべ店 - 栃木県栃木市薗部町1丁目18-7(2025年3月17日開始)
- - カンセキ 龍ケ崎店 - 茨城県龍ヶ崎市光順田1750(2025年3月17日開始)
回収対象商品
回収される商品の種類には、子ども服やトップス、ボトムス、ホビー用のミニカーやフィギュア、ゲームソフトなどが含まれます。なお、リサイクル可能な商品としては、汚れや損傷がないものが条件となりますので注意が必要です。特に着物や靴類は回収対象外となります。
ECOMMITとの連携
この取り組みは、「ECOMMIT」との連携により実施されており、ECOMMITはリユース品の再流通を行う企業です。回収された商品は国内外で再利用され、リユースが難しい商品に関してはリサイクルパートナーを通じて再資源化される予定です。これにより、衣類のリユース・リサイクル率は約98%を見込んでおり、地域社会における環境保護に大きく貢献することでしょう。
目指す「捨てない社会」へ
「カンセキ」と「ECOMMIT」は、この衣類回収活動を通じて、地域と共に「捨てない社会」を実現するためのインフラを築いていく考えです。今後も、さらなる店舗の拡大や取り組みの強化が期待されています。これにより、地域の皆さんが持つ不要品が新たな価値を生む一助となり、持続可能な社会の実現に向けた一歩となることでしょう。
また、PASSTOは、ホームセンターを利用するすべての人々にとって、より身近な資源循環の入口として機能します。これに参加することで、日常生活における無駄を減らし、多くの人々が持つ物についての意識を高める機会となるでしょう。
今後の展開に、ぜひご注目ください!