新活性成分Kawarayomoginがもたらす美肌の未来
一丸ファルコス株式会社は、岐阜県本巣市に本社を置く企業で、最近の研究で重要な発見をしました。同社は、アンチエイジングに効果が期待される天然原料『ヒアルガード(カワラヨモギエキス)』に新規活性成分を加えたことを発表しました。この成分はKawarayomogin IおよびKawarayomogin IIと命名され、著名な英科学雑誌「Scientific Reports」にて発表されました。
新しい発見の背景
一丸ファルコスは、2023年5月より『ヒアルガード』を販売し、真皮に存在するヒアルロン酸を守ることができるという特長を持つことから、多くの注目を集めています。老化にともなうたるみやシワの症状を軽減するために、ヒアルガードは真皮ヒアルロン酸の分解に影響を与える新たな経路HYBID(HYaluronan-Binding protein Involved in hyaluronan Depolymerization)に着目しています。
Kawarayomoginの役割
今回の研究で発見されたKawarayomogin IおよびKawarayomogin IIは、HYBIDの発現を抑制するだけでなく、エピジェネティックにその発現に影響を与えるという新たな科学的知見をもたらしました。具体的には、マイクロRNAであるmiR-486-5pの発現を上昇させることで、老化に関与するヒアルロン酸分解を防ぐように働くことが示されています。
この発見により、カワラヨモギエキスが持つ潜在的な効果がさらに明らかになり、これまで以上に効果的な美肌・アンチエイジング製品の開発に寄与することでしょう。
ヒアルガードの特長
ヒアルガードは消炎・利胆作用から漢方でも利用されているカワラヨモギの抽出物で、さまざまな美容製品に利用されています。特にそのユニークな化学成分はヒアルロン酸を守る重要な役割を持っています。
製品データには、医薬部外品表示として「水、BG、カワラヨモギ花エキス」と明記されており、100%自然由来の成分を使用していることが確認できます。これにより、安全性が高く、安心して使用できる美容製品としての価値が高まっています。
研究の発展と未来の展望
一丸ファルコスでは、今後も研究を進め、Kawarayomoginのさらなる特性を明らかにすることで、より多くの人々に美しさを届けるための取り組みを継続していく予定です。また、開発担当者によるショート動画も配信中で、製品の詳しい内容や効果についても紹介されていますので、一度チェックしてみることをおすすめします。
この研究と結果は、美容業界にとってきわめて興味深い進展を示しており、老化を防ぐ革新的な方法がさらに広がることが期待されます。
詳細情報
- - 論文情報: “Artemisia capillaris with two novel active compounds, Kawarayomogin I and II, inhibits HYBID (KIAA1199) expression as well as hyaluronic acid degradation”
- - Scientific Reports: 15(2025), 2042
- - ヒアルガード製品詳細ページ