世界初!Japan XR Science Forum 2020 in US Midwest
2020年、アメリカ中西部で開催された「Japan XR Science Forum」は、海外で活躍する日本人研究者とその家族を対象にした国際フォーラムです。本イベントは、医療や生命科学など多様な分野を横断する交流の場を提供し、日本の科学技術の国際的な地位を高めることを目指しました。
フォーラムは、VR空間に設けられた会場で行われ、多数のセッションやアワード授与、親子科学教室などが実施されました。参加者は日本、アメリカを含む13か国から、約1,117名の家族や研究者が集まり、活気と熱気にあふれました。
開会式と特別メッセージ
開会式では、在シカゴ日本国総領事の岡田健一氏が3Dアバターを使用して挨拶を行い、オンラインの利便性を強調しました。閉会式には、ノーベル賞受賞者の大隅良典氏とTorsten Wiesel氏からのビデオメッセージが上映され、海外に挑戦する姿勢の重要性が強調されました。
大隅氏は、コロナ禍で世界が内向きになっている今こそ、若者に対して異文化に触れる重要性と、適切な支援が必要であるとメッセージを寄せました。これにより、フォーラムがただの学会ではなく、参加者同士が力を合わせ未来を切り開くための場であることが明確化されました。
フォーラムの内容
フォーラムでは、VRChat、Mozilla Hubs、Zoom、YouTube Liveという四つのツールを駆使し、世界どこからでも参加可能な環境を整えました。これにより、参加者はアバターを通じて新しい交流を楽しみ、もはや物理的な距離に縛られることなく意見交換が行える時代が到来しました。
さらに、研究者留学支援イニシアチブ「Cheiron-GIFTS」では、トロフィーの授与式が行われました。この助成金制度は、海外で学び成長したい研究者とその家族を支援するもので、参加者たちの関心を集めました。
新たな挑戦に向けて
会場内には、3Dモデルの人体模型が展示され、参加者はインタラクティブに学びの機会を得ることができました。このような最先端の技術を駆使した体験に、参加者は高い満足感を示しました。
「世界中から集まった人々が同じ空間に集まり、まるで現実のような体験をした」「アバターを介した会話が新鮮で、普段より自由に交流できた」という参加者の声も多く寄せられました。このように新しい時代のイベントが誕生したことは、今後の科研の在り方を変える可能性を秘めています。
まとめ
Japan XR Science Forum 2020 in US Midwestは、単なる学術的交流を超え、文化的な交流や家族のサポートを通じて新たな時代を切り開くイベントとなりました。今後もこのような活動が継続されることで、海外の日本人研究者の支援が進み、国際的な科学の発展が促進されることを期待しています。
詳細な情報は
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