新刊『私はこう考える』の登場
12月18日、石破茂総理が執筆した思考集『私はこう考える』が新潮社から発売されます。この本は、これまでの著作から彼の思考をまとめた重要な一冊です。石破総理は就任以来、強い逆風にさらされていますが、彼の理念や政策提言はしっかりと根付いています。本書を通じて、彼の真意や一貫した政治姿勢が浮き彫りになります。
石破総理の言葉と理念
石破茂総理は現役政治家として、他に類を見ない数の著作を発表しています。それらの中には、日本が直面する多くの問題についての考察が詰まっています。本書では、地方創生や経済対策、国防、党内改革といったテーマについて彼の深く考える姿勢が表れています。特に、「次の総理」として期待を寄せられていたころの主張が消え去ったわけではないことが、本書を読むことによって分かります。
過去の著作から見る石破総理の思考
新潮新書から刊行された石破氏の著作は、いずれも異なるテーマを扱っています。しかし、いくつもの著作を通じて一貫しているのは、彼の危機意識です。少子高齢化や都市への人口集中、そして安全保障や災害対策等についての深い危機感が彼の思考の裏にはあります。この強い危機意識を国民と共有し、共感を得ながら政治を進めることが彼のスタンスです。
メディアの偏見と真実
最近の報道では、石破総理が「変わった」「変節した」といった否定的な意見を耳にすることが多いですが、これらの意見がどれだけ真実に基づいているのか疑問です。実際に彼の著作に目を通しているメディア関係者はどれほどいるのでしょうか。本書は、これらの批判に疑義を投げかける材料にもなるでしょう。
地方創生の重要性
石破総理が常に強調しているのが地方の再生です。本書では、地方の重要性が繰り返し述べられています。「地方が甦ることなくして、日本が甦ることはない」という言葉には、彼の信念が込められています。日本をより良くするためには、地方を無視することはできません。政治は「果実の分配」だけでなく、「不利益の分配」にも触れる必要があるとの彼の指摘からは、率直な政治を実現する意志が感じられます。
石破茂という政治家
石破茂氏は1957年生まれで、鳥取県出身です。慶應義塾大学法学部を卒業後、1986年に衆議院議員に当選、その後、防衛大臣や農林水産大臣、地方創生・国家戦略特別区域担当大臣を歴任しました。彼の著書には『国防』や『日本列島創生論』があり、根本的な論点について常に深く考察しています。
この新刊『私はこう考える』は、石破氏の思考の真髄に触れるための絶好の機会です。
書籍情報
- - タイトル: 私はこう考える
- - 著者名: 石破茂
- - 発売日: 12月18日
- - 定価: 990円(税込)
- - ISBN: 978-410-611068-9
- - 詳細情報: 新潮社の公式サイト